はやし‐ほうこう【林鳳岡】
[1645〜1732]江戸中期の儒学者。江戸の人。鵝峰の次男。名は信篤。徳川家綱から吉宗までの5代の将軍に仕えた。林家学問所が湯島に移され、官学の学問所となったとき、大学頭(だいがくのかみ)に任...
ふう‐ぼうりゅう【馮夢竜】
[1574〜1645]中国、明末の文人。呉県(江蘇省)の人。字(あざな)は猶竜(ゆうりゅう)また耳猶(じゆう)。号は墨憨子(ぼくかんし)など。短編小説集「三言」、笑話集「笑府」などの編者。ひゅう...
ふ‐えつ【傅説】
中国古代、殷(いん)の高宗の宰相。高宗が聖人を得た夢によって土木工事に従事していたところを登用され、中興の業を完成したといわれる。
ふじわら‐の‐ただひら【藤原忠平】
[880〜949]平安中期の公卿。基経の子。諡号(しごう)、貞信公。兄時平の死後、摂政、のちに太政大臣・関白となる。時平の遺業「延喜格式」を完成。日記「貞信公記」がある。
ふじわら‐の‐ただふみ【藤原忠文】
[873〜947]平安中期の公卿。民部卿。平将門の乱では征東大将軍、藤原純友の乱では征西大将軍に任ぜられたが、その功に恩賞が与えられなかったのは藤原実頼の反対のためと恨み、死後も実頼の子女に祟(...
ふじわら‐の‐たねつぐ【藤原種継】
[737〜785]奈良後期の公卿。宇合(うまかい)の孫。桓武天皇の信任厚く長岡京造宮使となったが、皇太子早良親王と不和になり、造宮の視察中に暗殺された。
ふじわら‐の‐ためいえ【藤原為家】
[1198〜1275]鎌倉前・中期の歌人。定家の長男。別称、中院禅師など。法名、融覚。父の歌風を継ぎ、御子左家(みこひだりけ)を確立。阿仏尼はその後妻。「続後撰集」「続古今集」を撰進。歌論書「詠...
ふじわら‐の‐ためうじ【藤原為氏】
[1222〜1286]鎌倉中期の歌人。為家の長男。為世の父。二条家の祖。「続拾遺集」を撰進。
ふじわら‐の‐ためのり【藤原為教】
[1227〜1279]鎌倉中期の歌人。為家の次男。為兼の父。京極派の祖。歌は「続拾遺集」などにみえる。
ふじわら‐の‐なりちか【藤原成親】
[1138〜1177]平安後期の公卿。後白河上皇の寵臣。平治の乱に敗れたが、平重盛との姻戚関係に救われる。のち、僧西光・俊寛らと鹿ヶ谷(ししがたに)で平家討伐を計画したが、事前に漏れ、備前へ配流...