みやざわ‐としよし【宮沢俊義】
[1899〜1976]憲法学者。長野の生まれ。東大教授。自由主義的、合理主義的立場に立つ憲法理論で知られた。著「憲法」「日本国憲法」など。
みやもと‐ゆりこ【宮本百合子】
[1899〜1951]小説家。東京の生まれ。本名、ユリ。旧姓、中条。17歳で「貧しき人々の群」を発表して注目され、のち、日本プロレタリア作家同盟に参加。再三検挙されながら抵抗の小説・評論を書き続...
ミュンツァー【Thomas Münzer】
[1490ころ〜1525]ドイツの宗教改革者、再洗礼派の神学者。ルター・フスらの影響を受けたが、のち、その急進思想のためルターと対立。共産主義的改革を主張し、ドイツ農民戦争を指導したが、敗れて斬...
ミラボー【Honoré Gabriel Riqueti Mirabeau】
[1749〜1791]フランスの政治家。1789年、三部会の第三身分代表となり、国民議会の成立に尽力。立憲君主制を主張、フランス革命初期の指導者となったが、革命の進展とともに市民の支持を失い、死...
ミリューコフ【Pavel Nikolaevich Milyukov】
[1859〜1943]ロシアの政治家・歴史学者。1905年、立憲民主党(カデット)の創設に参加、自由主義派を指導。二月革命後に臨時政府外相となったが、ソビエト政権の成立で亡命。著「ロシア文化史...
ミル【Mill】
(James 〜)[1773〜1836]英国の哲学者・経済学者。ベンサムの功利主義を継承。著「英領インド史」「経済学綱要」。 (John Stuart 〜)[1806〜1873]英国の哲学者...
むしゃのこうじ‐さねあつ【武者小路実篤】
[1885〜1976]小説家・劇作家。東京の生まれ。トルストイに傾倒し、志賀直哉らと雑誌「白樺」を創刊。のち人道主義の実践場として「新しき村」を建設。文化勲章受章。小説「お目出たき人」「幸福者」...
ムハンマド‐アブドゥフ【Muḥammad ‘Abduh】
[1849〜1905]近代エジプトのイスラム改革思想家。アフガーニーの感化を受け民族主義運動に参加。合理主義的立場からイスラム改革に努力した。特にアズハル大学の機構・教育改革に貢献。
むらの‐しろう【村野四郎】
[1901〜1975]詩人。東京の生まれ。新即物主義による実験的作品を発表、のち存在の根源を重視する実存的な詩風を示した。詩集「体操詩集」「亡羊記」など。
ムルナウ【Friedrich Wilhelm Murnau】
[1888〜1931]ドイツの映画監督。サイレント映画時代の巨匠で、表現主義映画の代表者の一人。ドラキュラ伝説を扱った「吸血鬼ノスフェラトゥ」は、幻想映画の傑作とされる。他に「ジキル博士とハイド...