てい‐げん【鄭玄】
[127〜200]中国、後漢の経学者。高密(山東省)の人。字(あざな)は康成。今文・古文両派の経学を広く学び、馬融(ばゆう)に師事。党錮(とうこ)の禁に遇ってからは蟄居(ちっきょ)して経典の注釈...
てい‐れい【丁玲】
[1904〜1986]中国の女流作家。臨澧(りんれい)(湖南省)の人。本名、蒋冰姿(しょうひょうし)。左翼作家連盟に属し、夫の胡也頻刑死後、共産党に入党。解放区で文化宣伝工作に従事。1954年ご...
てつぎゅう‐どうき【鉄牛道機】
[1628〜1700]江戸前期の黄檗(おうばく)宗の僧。石見(いわみ)の人。別号、自牧子。隠元に師事。宇治の万福寺の創建や下総(しもうさ)の椿沼開墾に尽力。著「自牧摘稿」など。
てつげん‐どうこう【鉄眼道光】
[1630〜1682]江戸前期の黄檗(おうばく)宗の僧。肥後の人。隠元および木庵に師事。大蔵経の開版を計画し、約10年かかって完成、黄檗版や鉄眼版とよばれる。また多くの寺を開山・中興し、飢饉(き...
テニールス【David Teniers】
[1582〜1649]フランドルの画家。の父。ルーベンスに師事。風景画・歴史画を多く描いた。 [1610〜1690]フランドルの画家。宮廷画家兼絵画館長となり、ブリュッセルに定住。諧謔(か...
てらさか‐きちえもん【寺坂吉右衛門】
[1665〜1747]赤穂義士の一人。名は信行。赤穂藩の足軽で、吉良邸門前で逃亡したとも、討ち入り後、広島の浅野家などに事を報じたともいうが未詳。
ディミトロフ【Georgi Dimitrov Mikhaylov】
[1882〜1949]ブルガリアの政治家。1933年、ドイツ国会議事堂放火事件でナチスに逮捕されたが釈放。コミンテルンの書記長として、1935年の第7回大会で反ファシズム人民戦線戦術について報告...
デ‐ガスペリ【Alcide De Gasperi】
[1881〜1954]イタリアの政治家。第二次大戦中は反ファシズム運動に従事。戦後はキリスト教民主党党首として、1945〜1953年に首相。マーシャルプランを支持し、対米協調につとめた。
デュラス【Marguerite Duras】
[1914〜1996]フランスの女性作家。フランス領インドシナのサイゴン(現在のホーチミン)生まれ。簡潔な文体と暗示的な会話を特徴とする。小説「モデラートカンタービレ」「愛人」のほか、アラン=レ...
デュルケーム【Émile Durkheim】
[1858〜1917]フランスの社会学者。コントの実証主義から出発し、社会的事実を客観的に考察する科学としての社会学の方法論を確立。著「社会学的方法の規準」「自殺論」「宗教生活の原初形態」など。