さとう‐つぐのぶ【佐藤継信】
[1158〜1185]平安末期の武士。源義経の四天王の一人。屋島の戦いで義経の身代わりとなり、平教経(たいらののりつね)の矢で射られて戦死。
さとう‐のぶひろ【佐藤信淵】
[1769〜1850]江戸後期の経済学者。出羽の人。字(あざな)は元海。宇田川玄随・平田篤胤(ひらたあつたね)らに師事。その学問は農政・物産・海防・兵学・天文・国学など広範に及んだ。著「経済要録...
さとう‐はちろう【サトウハチロー】
[1903〜1973]詩人。東京の生まれ。本名、佐藤八郎。紅緑の長男。愛子は異母妹に当たる。詩人として出発し、童謡・歌謡曲の作詞家としても活躍。詩集「爪色の雨」「おかあさん」など。
さとう‐はるお【佐藤春夫】
[1892〜1964]詩人・小説家。和歌山の生まれ。生田長江・与謝野寛らに師事。初め「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。文化勲章受章。詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「...
さとむら‐しょうたく【里村昌琢】
[1574〜1636]江戸初期の連歌師。名は景敏。紹巴没後の連歌界の第一人者となった。門人に西山宗因らがいる。著「昌琢句集」など。
さとむら‐じょうは【里村紹巴】
[1525ころ〜1602]室町末期の連歌師。大和の人。本姓、松井氏か。号、宝珠庵・臨江斎。周桂・里村昌休に師事し、連歌の第一人者となった。織田信長・豊臣秀吉らとも交渉があり、明智光秀の「愛宕(あ...
さなだ‐まさゆき【真田昌幸】
[1547〜1611]安土桃山時代の武将。信濃の人。通称、喜兵衛。上田城主。武田信玄・豊臣秀吉・徳川家康に仕えた。関ヶ原の戦いでは豊臣側に与し、次男幸村とともに徳川秀忠の西上を阻止。西軍敗北後、...
さぬき【讃岐】
[1141ころ〜1217ころ]平安末期の歌人。源頼政の娘。二条天皇ほかに出仕。勅撰集には千載集ほかに70首選ばれ、家集に「二条院讃岐集」がある。
さねもり【真守】
平安時代の刀工。伯耆(ほうき)の人。安綱の子。平家の重宝「抜丸」の作者という。生没年未詳。
さのげんざえもんのじょう‐つねよ【佐野源左衛門尉常世】
鎌倉時代の武士。上野(こうずけ)の人。謡曲「鉢木(はちのき)」の主人公。生没年未詳。→鉢木