いとう‐けいすけ【伊藤圭介】
[1803〜1901]幕末・明治の植物学者。愛知の生まれ。東大教授。日本初の理学博士。シーボルトに師事。リンネの植物分類法を紹介する「泰西本草名疏」を著し日本の近代植物学の先駆をなす。著「救荒食...
おおとり‐けいすけ【大鳥圭介】
[1833〜1911]江戸末期・明治初期の政治家。兵庫の人。緒方洪庵・江川英竜らに蘭学・兵学を学ぶ。戊辰(ぼしん)戦争で五稜郭にこもったが降伏。のち清国・朝鮮公使として日清戦争前後の外交工作を行...
おか‐けんかい【岡研介】
[1799〜1839]江戸後期の医師。周防(すおう)の人。名は精。漢学を広瀬淡窓に、蘭学・医学をシーボルトに学び、鳴滝塾頭となる。日本に初めて生理学を紹介。
おかだ‐けいすけ【岡田啓介】
[1868〜1952]軍人・政治家。海軍大将。福井の生まれ。田中・斎藤両内閣の海相。のち、首相。二・二六事件で首相官邸を襲撃されたが、あやうく難を逃れた。事件後に内閣は総辞職した。
かきね‐りょうすけ【垣根涼介】
[1966〜 ]小説家。長崎の生まれ。平成12年(2000)「午前三時のルースター」でサントリーミステリー大賞を受賞し小説家デビュー。ミステリー小説を中心に活躍し、「ワイルド・ソウル」で日本推理...
きし‐ゆうすけ【貴志祐介】
[1959〜 ]小説家。大阪の生まれ。阪神・淡路大震災と多重人格障害をテーマとした「十三番目の人格(ペルソナ) ISOLA」で作家デビュー。「黒い家」で日本ホラー小説大賞受賞。他に「青の炎」「硝...
きのした‐けいすけ【木下恵介】
[1912〜1998]映画監督。静岡の生まれ。本名、正吉。「花咲く港」で監督デビュー。庶民の生活や情感を温かなまなざしで描いた作品を多く残す。テレビでも情愛あふれたドラマを提供し人気を集めた。代...
たなか‐しょうすけ【田中勝介】
江戸初期の貿易商。京都の人。慶長15年(1610)日本へ漂着した前ルソン総督ドン=ロドリゴのメキシコへの出発に同行、翌年帰国。太平洋を横断した最初の日本人。生没年未詳。名は「勝助」とも。
はだ‐けいすけ【羽田圭介】
[1985〜 ]小説家。東京の生まれ。高校在学中に「黒冷水」で文芸賞を受賞してデビュー。「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞受賞。
はまだ‐ひろすけ【浜田広介】
[1893〜1973]児童文学者。山形の生まれ。本名、広助。人間の善意をテーマに多くの童話を発表。小川未明とともに童話を文学の一ジャンルとして確立。作「椋鳥の夢」「泣いた赤鬼」など。