シクロフスキー【Viktor Borisovich Shklovskiy】
[1893〜1984]ソ連・ロシアの批評家・小説家。ロシアフォルマリズムの代表的指導者の一人。「異化」の理論を提唱し、のちの構造主義や記号論に大きな影響を与えた。著「手法としての芸術」「散文の理...
しらかわ‐よしのり【白川義則】
[1869〜1932]軍人。陸軍大将・元帥。愛媛の生まれ。昭和7年(1932)上海事変のため上海派遣軍司令官となり、同地の天長節祝賀会場で爆弾により重傷を負い、1か月後死去。
たなべ‐せいこ【田辺聖子】
[1928〜2019]小説家。大阪の生まれ。「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で芥川賞受賞。大阪弁を生かしたユーモア溢れるエッセーで知られる。他に「新源氏物語」「花衣ぬぐやまつわる…」「...
ともの‐ろう【伴野朗】
[1936〜2004]小説家。愛媛の生まれ。朝日新聞に入社、サイゴン支局長・上海支局長を歴任。勤務のかたわら執筆した「五十万年の死角」で江戸川乱歩賞、「傷ついた野獣」で日本推理作家協会賞受賞。他...
ナイチンゲール【Florence Nightingale】
[1820〜1910]イタリア生まれの英国の看護婦。クリミア戦争のとき、多くの看護婦を率いて傷病者の救護にあたり、「クリミアの天使」とよばれた。その後も病院・看護施設の創設・改善に努力し、看護婦...
にしむら‐きょうたろう【西村京太郎】
[1930〜2022]推理作家。東京の生まれ。本名、矢島喜八郎。「天使の傷痕(きずあと)」で江戸川乱歩賞受賞。「寝台特急殺人事件」で人気を集め、「終着駅殺人事件」など鉄道をトリックに使った作品を...
のなか‐けんざん【野中兼山】
[1615〜1664]江戸初期の政治家・儒学者。名は良継。谷時中に朱子学を学び、土佐藩家老として藩政の確立に尽力。新田開発・殖産興業・土木工事などに功績が大きかったが、中傷により隠退。著「兼山遺...
ベーリング【Emil Adolph von Behring】
[1854〜1917]ドイツの細菌学者。北里柴三郎とともに破傷風菌とジフテリア菌の抗毒素血清を作製。1901年ノーベル生理学医学賞受賞。
ユリアヌス【Flavius Claudius Julianus】
[332〜363]古代ローマ皇帝。在位361〜363。コンスタンティヌス1世の甥(おい)。皇帝就任後、キリスト教を捨ててギリシャ・ローマ神への信仰を告白し、背教者とよばれた。ペルシア遠征で戦傷死。
よしや‐のぶこ【吉屋信子】
[1896〜1973]小説家。新潟の生まれ。キリスト教的な理想主義や清純な感傷性によって多くの女性の支持を得た。作「地の果まで」「良人の貞操」「鬼火」「徳川の夫人たち」など。