えじま【江島/絵島】
[1681〜1741]江戸城大奥の女中。7代将軍徳川家継の母月光院に仕えた。歌舞伎役者生島新五郎(いくしましんごろう)との恋愛事件のかどで、信濃高遠(たかとお)に流された。
おう‐かん【王翰】
[687ころ〜726ころ]中国、盛唐の詩人。晋陽(しんよう)(山西省)の人。字(あざな)は子羽。辺塞(へんさい)の兵士の感慨を詠じた「葡萄(ぶどう)の美酒、夜光の杯」で始まる「涼州詞」は有名。
おう‐もう【王莽】
[前45〜後23]中国、前漢末の政治家。新朝の創建者。在位9〜23。字(あざな)は巨君。成帝の母王太后の甥。平帝を立てて政権を握り、のち平帝を毒殺して帝位に就き、国号を新とした。在位15年。儒教...
おう‐もう【王猛】
[325〜375]中国、五胡十六国時代の前秦の政治家。寿光(山東省)の人。字(あざな)は景略。苻堅(ふけん)に仕え、前秦の富国強兵に努力した。桓温(かんおん)の訪問を受けたとき、衣服のシラミをと...
おう‐もう【王蒙】
[1308ころ〜1385]中国、元末・明初の画家。呉興(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は叔明(しゅくめい)。号は香光居士・黄鶴山樵(こうかくさんしょう)。董源(とうげん)・巨然(きょねん...
おおくぼ‐ひこざえもん【大久保彦左衛門】
[1560〜1639]江戸初期の旗本。本名は忠教(ただたか)。徳川家康・秀忠・家光の3代に仕え、三河に2千石を領した。その知略・奇行に関する多くの逸話がある。著「三河物語」。
おかだ‐さぶろうすけ【岡田三郎助】
[1869〜1939]洋画家。佐賀の生まれ。黒田清輝らに学び、のちフランスに留学し、ラファエル=コランに師事。外光派的作風の風景画と日本的情趣の装飾的女性像を描いた。また、舞台美術・図案・工芸の...
おがた‐けんざん【尾形乾山】
[1663〜1743]江戸中期の陶工・画家。京都の人。光琳(こうりん)の弟。陶法を野々村仁清に学び、京都で鳴滝窯を開き、晩年は江戸入谷に窯を築いた。絵画は「八ツ橋図」「花籠図」など。
おがた‐こうりん【尾形光琳】
[1658〜1716]江戸中期の画家・工芸意匠家。京都の人。名は惟富、通称、市之丞。乾山の兄。初め狩野派を学び、のち光悦や宗達の作風の影響を受け、大胆で軽妙な画風により独自の造形美を展開、琳派を...
かすが‐の‐つぼね【春日局】
[1579〜1643]江戸前期の大奥の女中。徳川3代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光が将軍継嗣になるのに功績があり、大奥を任せられ、権勢を振るった。 歌舞伎。時代物。5幕。明治24...