すがわら‐の‐きよきみ【菅原清公】
[770〜842]平安初期の学者・漢詩人。名は「きよただ」とも。空海・最澄らとともに入唐し、帰国後、朝儀の唐風化に尽力。文章博士(もんじょうはかせ)、従三位に至った。「凌雲集」「文華秀麗集」の編...
すがわら‐の‐ためなが【菅原為長】
[1158〜1246]鎌倉初期の学者。文章博士(もんじょうはかせ)・参議兼勘解由(かげゆ)長官。有職故実に通じた。著「字鏡集」「文鳳鈔」など。
すずき‐しょうさん【鈴木正三】
[1579〜1655]江戸初期の禅僧・仮名草子作者。三河の人。名は重三(しげみつ)。徳川家康・秀忠に仕えたが、のち出家。曹洞(そうとう)禅を修め、独自の仁王禅を唱えた。諸国を遍歴し、教化のために...
すみのくら‐そあん【角倉素庵】
[1571〜1632]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。通称、与一。了以の長男。父の事業を継ぎ、海外貿易・土木事業を推進した。また、書を本阿弥光悦に学び、角倉流(嵯峨流)を創始。
すみのくら‐りょうい【角倉了以】
[1554〜1614]安土桃山から江戸初期の豪商。京都の人。名は光好。豊臣秀吉・徳川家康の朱印状を得て、安南・東京(トンキン)方面との貿易で巨利を得た。また、大堰(おおい)川・富士川・天竜川・高...
せきしつ‐ぜんきゅう【石室善玖】
[1294〜1389]室町初期の臨済宗の僧。筑前の人。元に渡って古林清茂(くりんせいむ)に学び、帰朝後、天竜寺・円覚寺・建長寺などを歴住。五山文学興隆の基礎を築いた。
そう‐こくはん【曽国藩】
[1811〜1872]中国、清末の政治家。湘郷(しょうきょう)(湖南省)の人。字(あざな)は伯涵(はくかん)。号、滌正(てきせい)。太平天国の乱のときに義勇軍を組織して清朝を救い、また、初期の洋...
そう‐し【荘子】
⇒荘周(そうしゅう)
中国、戦国時代の思想書。33編。荘周とその後学の著とされる。成立年代未詳。内・外・雑編に分かれ、初期道家の根本思想を寓話(ぐうわ)を用いて説く。道教では尊んで「南華真経...
そが‐すけなり【曽我祐成】
[1172〜1193]鎌倉初期の武士。河津祐泰(かわづすけやす)の子。十郎と称した。曽我兄弟の兄。
そが‐ときむね【曽我時致】
[1174〜1193]鎌倉初期の武士。河津祐泰(かわづすけやす)の子。五郎と称した。曽我兄弟の弟。