みなもと‐の‐みつゆき【源光行】
[1163〜1244]鎌倉初期の学者。法名、寂因。和歌を藤原俊成に学ぶ。子の親行(ちかゆき)とともに源氏物語(河内本)を校訂。著「蒙求和歌」。
みなもと‐の‐よしつね【源義経】
[1159〜1189]平安末期・鎌倉初期の武将。義朝の九男。母は常盤(ときわ)御前。幼名、牛若丸。平治の乱後、鞍馬寺に入り、さらに奥州の藤原秀衡のもとに身を寄せた。兄頼朝の挙兵に応じて義仲を討...
みやもと‐むさし【宮本武蔵】
[1584ころ〜1645]江戸初期の剣術家。播磨(はりま)あるいは美作(みまさか)の人。名は玄信。号、二天。剣の修行のため諸国を巡り、二刀流を編み出し、二天流と称した。佐々木巌流との試合に勝ち...
みょうえ【明恵】
[1173〜1232]鎌倉初期の僧。華厳宗中興の功労者。紀伊の人。諱(いみな)は高弁。栂尾(とがのお)山に高山寺を開き、華厳宗興隆の道場とした。また、宋から栄西が将来した茶の栽培でも知られる。著...
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
ミラボー【Honoré Gabriel Riqueti Mirabeau】
[1749〜1791]フランスの政治家。1789年、三部会の第三身分代表となり、国民議会の成立に尽力。立憲君主制を主張、フランス革命初期の指導者となったが、革命の進展とともに市民の支持を失い、死...
みんちょう【明兆】
[1351ころ〜1431]室町初期の画僧。淡路の人。字(あざな)は吉山。号、破草鞋(はそうあい)。東福寺の殿司(でんす)となり、兆殿司ともよばれる。宋・元の画風を研究、肥痩(ひそう)のある墨線と...
メンデンホール【Thomas Corwin Mendenhall】
[1841〜1924]米国の物理学者。明治初期の1878年から1881年にかけて、東京帝国大学の物理学講師として招かれ、富士山頂での重力測定、気象観測などを行った。日本における地球物理学教育の開...
もとおり‐ながよ【本居長世】
[1885〜1945]作曲家。東京の生まれ。宣長(のりなが)の子孫。大正から昭和初期の童謡作曲家として活躍した。代表作「赤い靴」「七つの子」「十五夜お月さん」など。
もり‐しゅんとう【森春濤】
[1819〜1889]江戸末期・明治初期の漢詩人。尾張の人。槐南(かいなん)の父。名は魯直。字(あざな)は希黄。漢詩の清新な詩風を唱えた。著「春濤詩鈔」。