ありしま‐いくま【有島生馬】
[1882〜1974]洋画家・小説家。神奈川の生まれ。本名、壬生馬(みぶま)。武郎(たけお)の弟。里見弴(さとみとん)の兄。欧州留学中に後期印象派の影響を受け、帰国して「白樺」の創刊に参加、セザ...
いい‐なおすけ【井伊直弼】
[1815〜1860]江戸末期の大老。近江国彦根藩主。掃部頭(かもんのかみ)。勅許を得ずに日米修好通商条約に調印。反対勢力を弾圧して「安政の大獄」を起こし、水戸・薩摩の浪士らに江戸城桜田門外で殺...
うめづ‐よしじろう【梅津美治郎】
[1882〜1949]軍人。陸軍大将。大分の生まれ。旧日本軍の華北支配を進め、第二次大戦終結に際しては参謀総長として降伏文書に調印。A級戦犯となり、終身刑。
エラスムス【Desiderius Erasmus】
[1466ころ〜1536]オランダの人文学者。人文主義的立場から宗教改革の精神に同調したが、ルターの教皇・教会批判には反対した。ギリシャ語新約聖書の印刷校訂本を初めて出版。著「愚神礼讃」「自由意...
カール【Karl】
(1世)[742〜814]フランク王。小ピピンの子。ゲルマン民族を統合し、西欧をほぼ統一。法制を整備して中央集権国家をつくり、800年、教皇から西ローマ帝国皇帝を戴冠。学術文化を奨励、その成果...
きむら‐たいけん【木村泰賢】
[1881〜1930]仏教学者・インド哲学者。岩手の生まれ。東大教授。著「印度六派哲学」「阿毘達磨(あびだつま)論の研究」など。
きょううん【慶運】
[?〜1369ころ]南北朝時代の歌人。法印。僧浄弁の子。頓阿・兼好・浄弁とともに、和歌の四天王といわれた。家集に「慶運法印集」がある。けいうん。
こじま‐とらじろう【児島虎次郎】
[1881〜1929]洋画家。岡山の生まれ。印象派的な画風を示す。大原孫三郎の依嘱により渡欧して美術品を収集し、大原美術館の基礎を作った。
ごったん‐ふねい【兀庵普寧】
[1197〜1276]鎌倉中期に来日した中国南宋の臨済宗の僧。諡号(しごう)は宗覚禅師。無準師範(ぶじゅんしばん)に師事して印可を受け、来日後、北条時頼に招かれて建長寺第2世となった。文永2年(...
ゴーギャン【Paul Gauguin】
[1848〜1903]フランスの画家。大胆な装飾的構図・色彩を特色とし、晩年はタヒチ島に渡り、現地の人々を描いた。著「ノア‐ノア」など。ゴーガン。→後期印象派