なつめ‐せいび【夏目成美】
[1749〜1817]江戸後期の俳人。江戸の人。名は包嘉。通称、井筒屋八郎右衛門。別号、随斎など。浅草蔵前の札差(ふださし)。乙二(おつに)・大江丸らと交わり、小林一茶の後援者でもあった。句集「...
なりた‐そうきゅう【成田蒼虬】
[1761〜1842]江戸後期の俳人。金沢の人。名は利定。高桑闌更(たかくわらんこう)に学び、師の没後、京都に出て東山双林寺の芭蕉堂を守り、各地を遊歴。句集「蒼虬翁句集」「蒼虬翁俳諧集」。
ののぐち‐りゅうほ【野々口立圃】
[1595〜1669]江戸前期の俳人。京都の人。名は親重(ちかしげ)。雛人形屋を営み、雛屋と称した。連歌・和歌に長じ、俳諧を松永貞徳に学んだが、のち貞徳に対抗して一派を開いた。著「はなひ草」、句...
はせがわ‐かい【長谷川櫂】
[1954〜 ]俳人。熊本の生まれ。飴山実・平井照敏に師事。新聞記者のかたわら俳人として活動し、俳誌「古志」を創刊、主宰。のち句作に専念し、句集「虚空」で読売文学賞受賞。他の句集に「天球」など。
ひの‐そうじょう【日野草城】
[1901〜1956]俳人。東京の生まれ。本名、克修(よしのぶ)。新興俳句運動の中心として無季を主張、連作を実践した。句集「花氷」「青芝」など。
ひらい‐しょうびん【平井照敏】
[1931〜2003]俳人・フランス文学者。東京の生まれ。本名、照敏(てるとし)。はじめ詩人として活動。のち俳句に転じ、加藤楸邨(しゅうそん)に師事。俳誌「槙(まき)」を創刊、主宰。評論「かな書...
ビアス【Ambrose Bierce】
[1842〜1914ころ]米国のジャーナリスト・小説家。辛辣(しんらつ)な風刺で知られる。動乱中のメキシコで行方不明となった。短編集「いのちの半ばに」、警句集「悪魔の辞典」など。
ほしの‐たつこ【星野立子】
[1903〜1984]俳人。東京の生まれ。高浜虚子の次女。虚子に師事し、俳誌「玉藻(たまも)」を主宰。「ホトトギス」同人。著「立子句集」「笹目」など。
まさおか‐しき【正岡子規】
[1867〜1902]俳人・歌人。愛媛の生まれ。本名、常規(つねのり)。別号、獺祭書屋(だっさいしょおく)主人・竹の里人。俳句革新に着手し、俳誌「ホトトギス」により活動。また、「歌よみに与ふる書...
まつせ‐せいせい【松瀬青々】
[1869〜1937]俳人。大阪の生まれ。本名、弥三郎。正岡子規の門人。関西俳壇に重きをなした。句集「妻木」「鳥の巣」など。