クンデラ【Milan Kundera】
[1929〜2023]チェコの小説家。長編小説「冗談」で地位を築くが、のち、反体制派として作品の発表を禁じられる。1975年にフランスに亡命。他に「存在の耐えられない軽さ」「不滅」など。
こいで‐しょうご【小出正吾】
[1897〜1990]児童文学作家。静岡の生まれ。明治学院大学教授、三島市教育委員長などを歴任。キリスト者としてのヒューマニズムに基づく作品を発表、英米の児童文学の訳書も多い。童話集「白い雀(す...
こうあみ【幸阿弥】
[1410〜1478]室町後期の蒔絵師(まきえし)。本名、土岐四郎左衛門道長。足利義政に仕え、入道して幸阿弥と称す。下絵に土佐光信の大和絵や能阿弥・相阿弥らの作品を用いた。→幸阿弥派
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
こが‐まさお【古賀政男】
[1904〜1978]作曲家。福岡の生まれ。歌謡曲を多数作曲。その旋律は古賀メロディーと称される。作品「酒は涙か溜息か」「影を慕いて」など。没後、国民栄誉賞受賞。
こじま‐とらじろう【児島虎次郎】
[1881〜1929]洋画家。岡山の生まれ。印象派的な画風を示す。大原孫三郎の依嘱により渡欧して美術品を収集し、大原美術館の基礎を作った。
こせ‐の‐かなおか【巨勢金岡】
平安初期の宮廷画家。巨勢派の始祖。唐絵(からえ)を描く一方、和様の風景画・風俗画を制作。その画風は「新様」とよばれ、大和絵成立にかかわった最初の画家とされるが、作品は現存しない。生没年未詳。
コダーイ【Kodály Zoltán】
[1882〜1967]ハンガリーの作曲家・民族音楽学者・教育家。バルトークとともに、マジャール(ハンガリー)民謡の収集と研究に尽力。作品に「ハーリ=ヤーノシュ」など。
こばやし‐まさき【小林正樹】
[1916〜1996]映画監督。北海道の生まれ。木下恵介に師事。「息子の青春」で監督デビュー。力強いタッチの社会派作品で知られる。代表作は、全6部の大作「人間の条件」、記録映画「東京裁判」のほか...
ゴールディング【William Golding】
[1911〜1993]英国の小説家。人間の原罪をテーマにした作品を多く発表。1983年ノーベル文学賞受賞。作「蠅(はえ)の王」「後継者たち」「通過儀礼」など。