うしわかまる【牛若丸】
源義経の幼名。謡曲「鞍馬天狗」「橋弁慶」その他、浄瑠璃・長唄などに登場。
きせん【喜撰】
平安初期の歌人。六歌仙の一人。山城の人。古今集に「わが庵(いほ)は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人は言ふなり」の一首がある。歌学書「喜撰式」の著者と伝えられる。生没年未詳。 歌舞伎舞踊。清...
きねや‐さきち【杵屋佐吉】
[1884〜1945]長唄三味線方。4世。劇場に出演する一方、お座敷長唄の普及に努めた。また、大三味線や電気三味線を試作。
きねや‐じょうかん【稀音家浄観】
[1874〜1956]長唄三味線方。2世。東京の生まれ。初世の子。本名、杉本金太郎。前名、3世杵屋六四郎。4世吉住小三郎とともに長唄研精会を創立、長唄を鑑賞音楽として発展させた。文化勲章受章。
きねや‐ろくさぶろう【杵屋六三郎】
[1779〜1856]長唄三味線方。4世。作曲・演奏両面にすぐれ、長唄中興の祖といわれる。7世市川団十郎の知遇を得て「勧進帳」などを作曲。
きねや‐ろくざえもん【杵屋六左衛門】
長唄三味線方・唄方。杵屋宗家。 (別家9世)[?〜1819]三味線方。8世宗家喜三郎の養子で、別家を興す。「小原女」「越後獅子」などを作曲。 (別家10世)[1800〜1858]三味線方。長...
きのした‐もくたろう【木下杢太郎】
[1885〜1945]詩人・劇作家・医学者。静岡の生まれ。本名、太田正雄。北原白秋らとともに「パンの会」を結成。小説集「唐草表紙」、詩集「食後の唄」、戯曲「南蛮寺門前」「和泉屋染物店」など。
こかじ【小鍛冶】
京都の刀工、三条小鍛冶宗近(むねちか)の通称。また、宗近およびその流れをくむ人たちが作った刀の称。→宗近 謡曲。五番目物。小鍛冶宗近が御剣奉納の勅を受け、稲荷明神の助けを借りて宝剣小狐丸(こ...
しょうじ‐たろう【東海林太郎】
[1898〜1972]歌手。秋田の生まれ。南満州鉄道社員から転身し、「赤城の子守唄」「野崎小唄」などのヒット曲を残した。直立不動で歌う姿は有名。
マッカラーズ【Carson McCullers】
[1917〜1967]米国の小説家。長編小説「心は孤独な狩人」で作家デビュー。米国南部を舞台に、社会から阻害された人物を描いた作品で知られる。作「結婚式のメンバー」「悲しき酒場の唄」など。