ふじむら‐つくる【藤村作】
[1875〜1953]国文学者。福岡の生まれ。東大教授。近世文学、特に西鶴の研究に専心。また、雑誌「国語と国文学」を創刊し、「日本文学大辞典」を編集。著「評釈西鶴全集」など。
フンボルト【Humboldt】
(Karl Wilhelm von 〜)[1767〜1835]ドイツの政治家・人文主義学者。ベルリン大学創設者の一人。プロイセンの公使としてドイツ統一に寄与。また、シラー・ゲーテなどとも親交を...
まつい‐かんじ【松井簡治】
[1863〜1945]国語・国文学者。千葉の生まれ。本姓、宮内。東京文理大教授。上田万年と「大日本国語辞典」を編纂(へんさん)。
みなかた‐くまぐす【南方熊楠】
[1867〜1941]生物学者・民俗学者。和歌山の生まれ。米国・英国に渡り、独学で動植物を研究し、各国語に精通。大英博物館に勤務し、論文などを執筆。帰国後は田辺市で粘菌の採集や民俗学の研究に没頭...
みやもと‐むさし【宮本武蔵】
[1584ころ〜1645]江戸初期の剣術家。播磨(はりま)あるいは美作(みまさか)の人。名は玄信。号、二天。剣の修行のため諸国を巡り、二刀流を編み出し、二天流と称した。佐々木巌流との試合に勝ち...
みょうがく【明覚】
[1056〜?]平安後期の天台宗の僧。加賀の温泉寺に住し、悉曇(しったん)学・国語音韻などの研究にすぐれた業績を残した。著「悉曇大底」「梵字形音義(ぼんじぎょうおんぎ)」「悉曇要訣(しったんよう...
めどるま‐しゅん【目取真俊】
[1960〜 ]小説家。沖縄の生まれ。本名、島袋正。沖縄で高校の国語教師を務めたのち文筆に専念。沖縄の風土と戦争を描き続け、評論も多い。「水滴」で芥川賞受賞。他に小説「魂込め(まぶいぐみ)」「虹...
ヤン‐イー【楊逸】
[1964〜 ]小説家。ハルビンの生まれ。本名、劉荍(リュウチョウ)。留学生として来日した後、中国語講師などを経て「ワンちゃん」で作家デビュー。「時が滲む朝」で芥川賞受賞。母語を日本語としない外...
よしざわ‐よしのり【吉沢義則】
[1876〜1954]国語学者・国文学者・歌人。愛知の生まれ。東大卒。京大教授。古訓点・平安朝文学などを研究。書家としても知られ、また、短歌雑誌「帚木(ははきぎ)」を主宰。著「国語史概説」「対校...
り‐ことみ【李琴峰】
[1989〜 ]小説家・翻訳家。台湾の生まれ。本名は非公開。平成29年(2017)、日本語で書いた小説「独り舞」で群像新人文学賞優秀作を受賞し作家デビュー。自作を中国語に翻訳するなど、翻訳家とし...