かくにょ【覚如】
[1271〜1351]鎌倉後期の浄土真宗の僧。親鸞(しんらん)の曽孫。大谷廟堂を本願寺と称し、親鸞の孫如信から相続した三代伝持の血脈を説いて教団統一を図った。著「親鸞伝絵」「報恩講式」「口伝鈔」など。
かじた‐はんこ【梶田半古】
[1870〜1917]日本画家。東京の生まれ。本名、錠次郎。初め四条派、のち南画を学ぶ。写実的な風俗画を得意とし、挿絵でも知られた。門下に小林古径・前田青邨・奥村土牛ら。
かたぎり‐かつもと【片桐且元】
[1556〜1615]安土桃山から江戸初期の武将。近江(おうみ)の人。豊臣秀吉に仕え、賤ヶ岳(しずがたけ)七本槍の一人。秀頼の後見役になったが、大坂の陣では徳川方についた。
かたやま‐ひさやす【片山久安】
安土桃山から江戸初期にかけての武術家。片山流(伯耆流)剣道の祖。居合抜きの名人で、豊臣秀次に仕えたが、のち、中国地方を巡遊。生没年未詳。
かとう‐うまき【加藤美樹】
[1721〜1777]江戸中期の国学者・歌人。江戸の人。本姓は河津。号、静廼舎(しずのや)。名は宇万伎(うまき)とも書く。幕臣として務め、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。弟子に上田秋成がいる。...
かのう‐えいとく【狩野永徳】
[1543〜1590]安土桃山時代の画家。名は州信(くにのぶ)。松栄(直信)の子。祖父元信の期待を一身に受け、早くから画才を発揮。織田・豊臣氏に仕え、安土城・大坂城・聚楽第(じゅらくだい)などの...
かのう‐さんらく【狩野山楽】
[1559〜1635]安土桃山時代から江戸初期にかけての画家。近江(おうみ)の人。名は光頼。豊臣秀吉に画才を認められ、狩野永徳に学んで、豊臣・徳川家関係の障壁画を数多く描いた。画風は桃山障壁画様...
かのう‐みつのぶ【狩野光信】
[1561または1565〜1608]安土桃山時代の画家。永徳の子。父の豪壮な画風に対して、大和絵風の優美で叙情的な画風をもって慶長年間に活躍。作品に勧学院の「花鳥図襖」など。
かわばた‐どうき【川端道喜】
[?〜1592]戦国・安土桃山時代の京都の商人。本名は中村五郎左衛門。餅・粽(ちまき)を製造販売、京餅座の権利を取得して供御(くご)の餅を御所に献上した。
がもう‐うじさと【蒲生氏郷】
[1556〜1595]安土桃山時代の武将。近江(おうみ)の人。初名は賦秀(やすひで)。キリスト教に入信。織田信長・豊臣秀吉に仕え、九州征伐・小田原征伐の功により会津42万石(のち92万石)を領した。