おのづか‐きへいじ【小野塚喜平次】
[1871〜1944]政治学者。新潟の生まれ。東大総長。日本における近代政治学の基礎を築いた。著「政治学大綱」「現代政治の諸研究」「現代欧州之憲政」など。
おの‐の‐とうふう【小野道風】
[894〜967]平安中期の書家。尾張の人。篁(たかむら)の孫。書道にすぐれ、和様発達の基礎を築いた。三蹟(さんせき)の一人で、その筆跡を野跡という。真跡とされるものに「智証大師諡号勅書」「屏風...
オンサーガー【Lars Onsager】
[1903〜1976]米国の物理学者・理論化学者。ノルウェー生まれ。不可逆過程に適用できる可逆定理を証明し、不可逆過程における熱力学の基礎を確立。液体ヘリウムの理論、希薄強電解質溶液の理論など多...
オーピッツ【Martin Opitz】
[1597〜1639]ドイツの詩人・批評家。ドイツ語の純化に貢献し、ドイツ詩学の基礎を作った。著「ドイツ詩学の書」など。
かくしん‐に【覚信尼】
[1224〜1283]鎌倉中期の浄土真宗の尼僧。親鸞(しんらん)の娘。母は恵信尼。父親鸞の没後、京都大谷の地に廟堂を建て、本願寺の基礎を築いた。
かすが‐まさじ【春日政治】
[1878〜1962]国語学者。長野の生まれ。奈良女高師・九大教授。平安初期の古経典を研究、訓点語学の基礎を築く。「西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究」で学士院賞。他に「仮名発達史序説」など。
かだ‐の‐あずままろ【荷田春満】
[1669〜1736]江戸中期の国学者・歌人。伏見稲荷神社の神官。国史・古典を究めて復古神道を唱え、万葉・記紀研究の基礎をつくった。国学四大人の一人。著「春葉集」「万葉集僻案抄」「日本書紀訓釈」など。
かのう‐えいとく【狩野永徳】
[1543〜1590]安土桃山時代の画家。名は州信(くにのぶ)。松栄(直信)の子。祖父元信の期待を一身に受け、早くから画才を発揮。織田・豊臣氏に仕え、安土城・大坂城・聚楽第(じゅらくだい)などの...
かのう‐たんゆう【狩野探幽】
[1602〜1674]江戸初期の画家。鍛冶橋狩野派の祖。京都の人。名は守信。幼名、采女(うねめ)。孝信の長男。永徳の孫。江戸に出て幕府御用絵師となり、桃山時代の豪壮豪麗な様式に対して、瀟洒(しょ...
かのう‐まさのぶ【狩野正信】
[1434〜1530]室町中期の画家。伊豆の人。狩野派の祖。師の宗湛(そうたん)の跡を継いで室町幕府の御用絵師となり、水墨画を中心とする漢画と大和絵を使い分け、その現実的で平明な画風が好まれて、...