しんだい【真諦】
《(梵)Paramārtha》[499〜569]インドの僧。梵語(ぼんご)経典を持って中国に渡り、梁(りょう)末の戦乱で各地を転々とした。その間、金光明経・摂大乗論・中辺分別論・大乗起信論など多...
じょうとう‐もんいん【上東門院】
[988〜1074]一条天皇の中宮藤原彰子(ふじわらのしょうし)の院号。藤原道長の娘。後一条・後朱雀天皇の母。紫式部・和泉式部ら多くの才媛(さいえん)が仕えた。
ジルベルト【João Gilberto】
[1931〜2019]ブラジルのギタリスト・歌手。ジョビンらとともにボサノバを創始。米国のジャズ‐サックス奏者スタン=ゲッツと共演したアルバムがヒットし、グラミー賞を受賞。その後も多くの作品を残...
すぎもと‐そのこ【杉本苑子】
[1925〜2017]小説家。東京の生まれ。吉川英治の門下生として修業を積む。古典の素養と構成力の確かさで、幅広い時代を扱った歴史小説を数多く発表し、人気を集める。「孤愁の岸」で直木賞受賞。他に...
すぎもり‐ひさひで【杉森久英】
[1912〜1997]小説家。石川の生まれ。雑誌「文芸」の編集長として、戦後派の作家を数多く世に出した後、自らも作家となる。さまざまな分野で活躍した人々の伝記小説を書き、昭和史の発掘にも尽力した...
すずき‐だいせつ【鈴木大拙】
[1870〜1966]仏教哲学者。石川の生まれ。今北洪川(いまきたこうせん)・釈宗演について禅を修行。仏教、特に禅の思想の研究・普及に努力。仏教関係の英文著作も多く、海外での名声が高い。文化勲章...
スタイケン【Edward Jean Steichen】
[1879〜1973]米国の写真家。ルクセンブルク生まれ。印象派的写真から出発し、第二次大戦後はファッション写真を多く手がけた。ニューヨーク近代美術館の写真部長となり、ヒューマニズムをテーマとし...
せしん【世親】
《(梵)Vasubandhuの訳》4〜5世紀ごろの北インドの僧。小乗を修め「倶舎論」を著したが、兄の無著(むじゃく)に従って大乗に転じた。瑜伽唯識(ゆがゆいしき)思想を主張し、「唯識二十論」「唯...
そが‐ちょくあん【曽我直庵】
安土桃山時代の画家。経歴は不明であるが、堺で蛇足6世を名のって活躍。粗豪な筆致で、漢画の手法を取り入れた花鳥画を多く描いた。生没年未詳。
タウシッグ【Frank William Taussig】
[1859〜1940]米国の経済学者。ハーバード大学教授。正統学派を継承し、国際貿易や関税に関する研究に多くの業績を残した。著「合衆国関税史」「経済学原理」など。