すとく‐てんのう【崇徳天皇】
[1119〜1164]第75代天皇。在位1123〜1142。鳥羽天皇の第1皇子。名は顕仁(あきひと)。鳥羽法皇の死後、後白河天皇と争い、保元の乱に敗れて讃岐(さぬき)に流された。讃岐院。
せい‐しょうなごん【清少納言】
平安中期の女流文学者。本名未詳。父は清原元輔(きよはらのもとすけ)、曽祖父は深養父(ふかやぶ)。正暦4年(993)ごろから一条天皇の中宮定子に仕え、和漢の学才をもって寵を受けた。随筆「枕草子」、...
せいねい‐てんのう【清寧天皇】
記紀で、第22代天皇。雄略天皇の第3皇子。名は白髪武広国押稚日本根子(しらかのたけひろくにおしわかやまとねこ)。
せいむ‐てんのう【成務天皇】
記紀で、第13代天皇。景行天皇の第4皇子。名は稚足彦(わかたらしひこ)。国・郡(こおり)・県(あがた)・邑(むら)を定め、国造(くにのみやつこ)・県主(あがたぬし)・稲置(いなき)などを置いたと...
せいわ‐てんのう【清和天皇】
[850〜881]第56代天皇。在位858〜876。文徳天皇の第4皇子。名は惟仁(これひと)。外祖父藤原良房が実質的な摂政となり、実権はほとんどなかった。水尾(みずのお)帝。
せみまる【蝉丸】
平安前期の伝説的歌人。宇多天皇の皇子敦実(あつざね)親王の雑色(ぞうしき)とも、醍醐天皇の第4皇子とも伝えられる。盲目で琵琶に長じ、逢坂(おうさか)山に住んで源博雅(みなもとのひろまさ)に秘曲...
せんか‐てんのう【宣化天皇】
記紀で、第28代天皇。継体天皇の第2皇子。名は武小広国押盾(たけおひろくにおしたて)。新羅(しらぎ)の任那(みまな)侵入に際し、大伴狭手彦(おおとものさでひこ)を遣わして、任那・百済(くだら)を...
せんし‐ないしんのう【選子内親王】
[964〜1035]平安中期の歌人。村上天皇の皇女。12歳のときから57年間、賀茂神社の斎院をつとめ、大斎院と称された。家集「発心和歌集」など。
ぜんしん‐に【善信尼】
日本最初の尼僧。司馬達等(しばたつと)の娘。俗名、嶋(しま)。敏達天皇13年(584)恵便(えびん)のもとで出家、のち百済に渡って具足戒を受け、帰国後は大和の桜井寺に住して尼や僧に戒を授けた。生...
そが‐の‐いしかわのまろ【蘇我石川麻呂】
[?〜649]飛鳥時代の朝臣。馬子の孫。本宗家の蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)と反目、大化の改新に功を立て、孝徳天皇即位とともに右大臣に就任。のち、讒言(ざんげん)によって自殺。蘇我倉山田石川麻呂。