つるが‐わかさのじょう【鶴賀若狭掾】
[1717〜1786]新内節の太夫・作曲者。越前敦賀の人。宮古路加賀太夫(のち富士松薩摩掾(さつまのじょう))の門から出て、鶴賀派を創始。2世鶴賀新内とともに新内節を大成、「明烏(あけがらす)」...
てい‐れい【丁玲】
[1904〜1986]中国の女流作家。臨澧(りんれい)(湖南省)の人。本名、蒋冰姿(しょうひょうし)。左翼作家連盟に属し、夫の胡也頻刑死後、共産党に入党。解放区で文化宣伝工作に従事。1954年ご...
テオドラ【Theodora】
[500ころ〜548]東ローマ皇帝ユスティニアヌス1世の妃。下層民の出身であったが、527年に夫とともに共同戴冠し、女帝として夫の統治に大きな影響を与えた。
でん‐すてじょ【田捨女】
[1633〜1698]江戸前期の女流俳人。丹波の人。父は郡の代官。北村季吟に和歌・俳諧を学んだ。夫の死後剃髪し、貞閑と名のって参禅。
ときわず‐もじたゆう【常磐津文字太夫】
[1709〜1781]初世。常磐津節の創始者。京都の人。俗称、駿河屋文右衛門。初世宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじょう)に師事、宮古路文字太夫と名のって江戸で豊後節の再興に努めたが、延享4年(1...
ときわず‐りんちゅう【常磐津林中】
[1843〜1906]常磐津節の太夫。江戸の生まれ。名人とうたわれた。
とみもと‐ぶぜんのじょう【富本豊前掾】
[1716〜1764]江戸中期の富本節の太夫。初世。宮古路豊後掾の門人。寛延元年(1748)富本豊志太夫と名のり、独立して富本節を創始。翌年、豊前掾を受領、晩年には筑前掾を再受領した。
はせがわ‐にょぜかん【長谷川如是閑】
[1875〜1969]ジャーナリスト・思想家。東京の生まれ。本名、万次郎。新聞記者を経て、大山郁夫らと雑誌「我等」を創刊し、自由主義批評家としてデモクラシー思想を鼓吹。文化勲章受章。著「現代国家...
はん‐じょ【班女】
班婕妤(はんしょうよ)のこと。 謡曲。四番目物。世阿弥作。恋する吉田少将の残して行った扇を持った遊女の花子(はなご)が、物狂いとなって都へ上り、少将に再会する。 三島由紀夫の戯曲。をモチ...
マリネッティ【Emilio Filippo Tommaso Marinetti】
[1876〜1944]イタリアの詩人。1909年「未来派宣言」を発表、未来派運動の指導者的役割を果たした。のち、ファシズムに同調。詩「老水夫」、小説「未来派人マファルカ」など。