いいとよあお‐の‐ひめみこ【飯豊青皇女】
履中天皇の皇孫。市辺押磐(いちのべのおしいわ)皇子の王女。清寧天皇没後に一時、政務を執ったので飯豊天皇とも称されたが世代には数えない。青海皇女(あおうみのみこ)。
おおく‐の‐ひめみこ【大伯皇女／大来皇女】
［661〜702］天武天皇の皇女。大津皇子の同母姉。13年間伊勢の斎宮をつとめ、大津皇子死刑後に帰京。万葉集に弟を思う歌6首が残る。
かがみ‐の‐おおきみ【鏡王女】
［?〜683］万葉集の女流歌人。舒明(じょめい)天皇の皇女・皇妹とも、鏡王の娘で額田王(ぬかたのおおきみ)の姉ともいわれる。天智天皇に愛され、のち藤原鎌足(ふじわらのかまたり)の妻。鏡女王。鏡姫王。
さかのうえ‐の‐いらつめ【坂上郎女】
⇒大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)
し‐じょ【紫女】
紫式部のこと。
しゅうしき‐じょ【秋色女】
［1669〜1725］江戸中期の女流俳人。江戸の人。名はあき。別号、菊后亭。夫の寒玉とともに榎本其角(えのもときかく)に学んだ。
すがわら‐の‐たかすえのむすめ【菅原孝標女】
［1008〜?］平安中期の女流文学者。父孝標は道真の玄孫。母は藤原倫寧(ともやす)の娘で、道綱母の異母妹。30歳を過ぎて祐子内親王に出仕、橘俊通の妻となった。生涯を回想的に描いた「更級(さらしな...
せい‐じょ【清女】
清少納言(せいしょうなごん)のこと。
なかむら‐ていじょ【中村汀女】
［1900〜1988］俳人。熊本の生まれ。本名、破魔子。「ホトトギス」同人として活躍。「風花」を創刊。句集「春雪」「汀女句集」など。
はん‐じょ【班女】
班婕妤(はんしょうよ)のこと。 
謡曲。四番目物。世阿弥作。恋する吉田少将の残して行った扇を持った遊女の花子(はなご)が、物狂いとなって都へ上り、少将に再会する。 
三島由紀夫の戯曲。をモチ...
