いそのかみ‐の‐まろ【石上麻呂】
[640〜717]古代、天武〜元明天皇のころの廷臣。左大臣。石上氏の祖。旧氏姓は物部連(もののべのむらじ)。万葉集に歌1首が残る。
いまい‐くにこ【今井邦子】
[1890〜1948]歌人。徳島の生まれ。旧姓、山田。本名、くにえ。「アララギ」に加入し、島木赤彦門下の女流歌人として活躍した。歌誌「明日香」を創刊。歌集「片々」「紫草」など。
う【禹】
中国古代、夏(か)王朝の始祖とされる伝説上の帝王。姓は姒(じ)、名を文命ともいう。父鯀(こん)の業を継いで治水に成功。舜(しゅん)から帝位を譲られた。夏禹。→洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)
うえすぎ‐のりまさ【上杉憲政】
[?〜1579]戦国時代の武将。関東管領。北条氏康に攻められて長尾景虎(上杉謙信)を頼り、上杉の姓と関東管領職を景虎に譲った。
うたがわ‐とよくに【歌川豊国】
浮世絵師。 (初世)[1769〜1825]江戸の人。本姓、倉橋。通称、熊吉。号、一陽斎。歌川豊春の門下で、美人画や役者の似顔絵で人気を博したほか、挿絵など広い分野で手腕を発揮。また優秀な門下生...
うたがわ‐ひろしげ【歌川広重】
[1797〜1858]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本姓、安藤。歌川豊広に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎などと号した。叙情性と親しみやすさに富んだ風景画にすぐれ、代表作の「東海道五十三...
うらがみ‐ぎょくどう【浦上玉堂】
[1745〜1820]江戸中期の南画家。姓は紀、名は弼(たすく)。字(あざな)は君輔。備前池田家の支藩鴨方(かもがた)家に仕えたが、江戸に出て、詩や琴、絵を学ぶ。のちに脱藩して、各地を遊歴した。...
うんご【雲居】
[?〜1659]江戸前期の臨済宗の僧。土佐の人。本姓、小浜氏。諱(いみな)は希膺(きよう)。松島の瑞巌寺を中興した。
かがわ‐げんえつ【賀川玄悦】
[1700〜1777]江戸中期の医師。近江(おうみ)の人。字(あざな)は子玄。本姓は三浦。鍼灸術(しんきゅうじゅつ)をよくしたが、難産を救ったことから助産術を独自に考案し、賀川流産科の祖となった...
かとう‐うまき【加藤美樹】
[1721〜1777]江戸中期の国学者・歌人。江戸の人。本姓は河津。号、静廼舎(しずのや)。名は宇万伎(うまき)とも書く。幕臣として務め、賀茂真淵(かものまぶち)に学んだ。弟子に上田秋成がいる。...