へいぜい‐てんのう【平城天皇】
[774〜824]第51代天皇。在位806〜809。桓武天皇の第1皇子。名は安殿(あて)。中央官制の縮小など政治の刷新に努めたが、病のため嵯峨天皇に譲位。のち、薬子(くすこ)の変で復位をはかった...
ほそかわ‐たかくに【細川高国】
[1484〜1531]室町後期の武将。政元の養子。家督相続をめぐり澄元と対立。前将軍足利義稙(よしたね)を将軍職に復帰させ、管領となって幕政の実権を握った。のち、澄元の子晴元と三好元長に追われ、自刃。
ほそかわ‐まさもと【細川政元】
[1466〜1507]室町後期の武将。勝元の子。足利義澄を擁して将軍とし、管領となって幕政の実権を握った。養子とした澄之・澄元・高国の家督争いにまき込まれ、澄之派に暗殺された。
まつもと‐りょうじゅん【松本良順】
[1832〜1907]西洋医学者。江戸の人。字(あざな)は子良。号は蘭疇(らんちゅう)。佐藤泰然の次男。幕命により長崎でポンペに学び、江戸に戻ってから医学所頭取。のち明治新政府の初代陸軍軍医総監...
まつやま‐ぜんぞう【松山善三】
[1925〜2016]脚本家・映画監督。兵庫の生まれ。川島雄三監督「接吻泥棒」、渋谷実監督「好人好日」などの脚本を手がけたのち、「名もなく貧しく美しく」で監督デビュー。代表作は、農村で生きる強い...
まつら‐さよひめ【松浦佐用姫】
伝説上の人物で、肥前の松浦に住んでいたという女性。任那(みまな)救援途中の大伴金村の子狭手比古(さでひこ)と契り、離別のとき、領布振(ひれふり)の峰(鏡山)から領布を振って別れを惜しみ、そのまま...
まつら‐せいざん【松浦静山】
[1760〜1841]江戸後期の大名。肥前平戸藩主。名は清。藩政改革に尽力し、藩校維新館を設立するなど学問を奨励した。随筆「甲子夜話(かっしやわ)」の著作がある。
マラー【Hevmann Joseph Muller】
[1890〜1967]米国の遺伝学者。ショウジョウバエを材料に遺伝子の交叉現象を研究。また、X線による人工突然変異の誘発に成功。1946年ノーベル生理学医学賞受賞。
マル【Louis Malle】
[1932〜1995]フランスの映画監督。「死刑台のエレベーター」で監督デビューし、ヌーベルバーグの先駆者として注目を浴びる。他に「恋人たち」「地下鉄のザジ」「さよなら子供たち」など。
みぎし‐せつこ【三岸節子】
[1905〜1999]洋画家。愛知の生まれ。女子美術学校卒。三岸好太郎の妻。女流画家協会を設立。情熱的な色彩、重厚で力強い画風で知られる。「梔子(くちなし)」で芸術選奨を受賞したほか、「さいたさ...