コッホ【Robert Koch】
[1843〜1910]ドイツの細菌学者。細菌の固形培養法・純粋培養法を完成し、結核菌・コレラ菌などを発見、ツベルクリンを創製するなど細菌学・伝染病・免疫学の研究に貢献。1905年、ノーベル生理学...
こ‐てき【胡適】
[1891〜1962]中国の文学者・思想家・教育行政家。績渓(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は適之(てきし)。米国に留学し、デューイに学び、帰国後、北京大学教授。五・四運動のころから白話文...
ことう‐ぶんじろう【小藤文次郎】
[1856〜1935]地質学者。島根の生まれ。東京帝大教授。ドイツに留学。日本岩石学・火山学・地震地質学・東亜地質学の分野で開拓者となった。
こなかむら‐きよのり【小中村清矩】
[1822〜1895]幕末から明治初期の国学者。江戸の人。号、陽春廬(やすむろ)。和歌山藩の古学館教授。「古事類苑」の編纂(へんさん)に参加。著「官職制度沿革史」「歌舞音楽略史」など。
こにし‐しげなお【小西重直】
[1875〜1948]教育学者。山形の生まれ。労作教育論を唱える。七高校長・京大総長を歴任するが、滝川事件で辞任。著作に「教育の本質観」「労作教育」など。
こばやし‐まこと【小林誠】
[1944〜 ]物理学者。愛知の生まれ。昭和48年(1973)、益川敏英と共同で「小林益川理論」を発表。基本粒子クオークが6種類以上存在すれば、宇宙の成り立ちにかかわる「CP対称性の破れ」の現象...
コペルニクス【(ラテン)Nicolaus Copernicus】
[1473〜1543]ポーランドの天文学者・聖職者。プロシアの生まれ。神学・医学・数学・天文学を学んだ。天体観測を続け、ギリシャ思想をうけて地動説を主張。近代天文学の出発点を確立。ポーランド名、...
こまい‐たく【駒井卓】
[1886〜1972]動物学者・遺伝学者。兵庫の生まれ。欧米に留学。T=H=モルガンに師事し、ショウジョウバエの遺伝を研究。日本での進化遺伝学・人類遺伝学の先駆者となった。
こまつ‐しげみ【小松茂美】
[1925〜2010]古筆学者。山口の生まれ。国鉄職員などを経て昭和28年(1953)東京国立博物館に入り、独学で古筆研究をすすめた。昭和36年(1961)「後撰和歌集 校本と研究」で文学博士号...
こみや‐とよたか【小宮豊隆】
[1884〜1966]独文学者・評論家。福岡の生まれ。夏目漱石門下として、「漱石全集」を編集。著「夏目漱石」「芭蕉の研究」など。