こ‐やおう【顧野王】
[519〜581]中国、南北朝時代の学者。呉(江蘇省)の人。字(あざな)は希馮(きふう)。南朝の梁(りょう)・陳に仕え、博学で、経史・天文地理に明るかった。「玉篇(ぎょくへん)」30巻を撰。他に...
コルサコフ【Sergey Sergeevich Korsakov】
[1854〜1900]ロシアの精神病学者。1887年、慢性アルコール中毒者にみられる精神異常障害、失見当、記銘障害、健忘などを最初に報告。後にコルサコフ症候群として分類された。
コルタサル【Julio Cortázar】
[1914〜1984]アルゼンチンの小説家・詩人。幻想的作風で知られ、現代人の苦悩と魂の彷徨(ほうこう)を描いた長編小説「石蹴り遊び」は、現代ラテンアメリカ文学を代表する作品の一つ。ほかに、短編...
コルディエ【Henri Cordier】
[1849〜1925]フランスの東洋学者。書誌学・東西交渉史などの研究で知られる。著「支那書誌」「日本書誌」など。
コワレフスカヤ【Sof'ya Vasil'evna Kovalevskaya】
[1850〜1891]ロシアの数学者。ストックホルム大教授。ロシア初の女性大学教授。偏微分方程式に関する論文と、ラプラスの土星の環の形状に関する数学的理論により、ゲッティンゲン大学の博士号取得。...
こんごうち【金剛智】
《(梵)Vajrabodhiの訳》[671〜741]中国、唐代の僧。中インドの王子とも南インドのバラモンの出身ともいう。竜智に密教を学び、これを洛陽・長安で広めた。仏典の漢訳も多い。密教付法の八...
ごようぜい‐てんのう【後陽成天皇】
[1571〜1617]第107代天皇。在位、1586〜1611。正親町(おおぎまち)天皇の皇子誠仁(のぶひと)親王の第1王子。初名、和仁(かずひと)、のち周仁(かたひと)。儒学・和学を好み、古文...
ゴルトン【Francis Galton】
[1822〜1911]英国の人類遺伝学者。医学を修めたが、いとこのC=ダーウィンの影響で遺伝現象に関心を持ち、人間能力が遺伝性であることを指摘。1883年、優生学を提唱し、その創始者となった。ゴ...
ご‐れき【呉歴】
[1632〜1718]中国、清初の画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は漁山。号は墨井道人。四王呉惲(ごうん)の一人。黄公望の画法を学び、山水画風を確立。のちにイエズス会に入り、西洋画の影響を...
ごんそう【勤操】
[758〜827]奈良末期から平安初期の三論宗の僧。大和の人。大安寺で三論を学び、宮中の講義を認められて大僧都・東大寺別当となる。石淵寺を開創。石淵僧正。ごんぞう。きんそう。