かん‐かん【桓寛】
中国、前漢の政治家・学者。汝南(河南省)の人。字(あざな)は次公。昭帝のときに宮廷で行われた塩鉄専売に関する議論を「塩鉄論」10巻にまとめた。生没年未詳。
クルーエ【François Clouet】
[1510ころ〜1572]フランスの画家。父ジャンとともに宮廷画家として、精緻(せいち)な描写の肖像画・デッサンを多く残した。
グース【Hugo van der Goes】
[1440ころ〜1482]フランドルの画家。深みのある空間表現と人物や草花の写実描写にすぐれ、ブルゴーニュ公家の宮廷で活躍。作「ポルティナリの祭壇画」など。
こせ‐の‐かなおか【巨勢金岡】
平安初期の宮廷画家。巨勢派の始祖。唐絵(からえ)を描く一方、和様の風景画・風俗画を制作。その画風は「新様」とよばれ、大和絵成立にかかわった最初の画家とされるが、作品は現存しない。生没年未詳。
ご‐どうげん【呉道玄】
中国、唐代の画家。陽翟(ようてき)(河南省)の人。字(あざな)は道子(どうし)。玄宗皇帝の宮廷画家。人物・鬼神・山水・花鳥などにすぐれ、仏寺・道観の壁画を多く描いた。唐朝随一といわれたが、真筆は...
ゴヤ【Francisco José de Goya y Lucientes】
[1746〜1828]スペインの画家。宮廷画家として鋭い洞察力に基づく肖像画・宗教画・風俗画を描く一方、幻想的な作風をも示した。銅版画にもすぐれ、ナポレオン軍の侵入を描いたシリーズなどがある。...
サリエリ【Antonio Salieri】
[1750〜1825]イタリアの作曲家。ウィーンで宮廷楽長を務め、多数のオペラを作曲。モーツァルト毒殺の風説が立ったが、今日では否定されている。
サン‐シモン【Louis de Rouvroy, duc de Saint-Simon】
[1675〜1755]フランスの政治家・作家。公爵。ルイ14世晩年の宮廷生活を描いた「回想録」は有名。
しば‐しょうじょ【司馬相如】
[前179〜前117]中国、前漢の文人。成都(四川省)の人。字(あざな)は長卿。梁の孝王の客となって作った「子虚賦」が武帝の賞賛を受け、召されて宮廷詩人となった。漢代を代表する賦の第一人者で、ほ...
スリューテル【Claus Sluter】
[?〜1406ころ]オランダの彫刻家。ブルゴーニュ公国の宮廷彫刻家となる。写実にすぐれた力強い作風で、15世紀フランス彫刻界に大きな影響を与えた。作「モーセの井戸」。