おにつら【鬼貫】
⇒上島鬼貫(うえじまおにつら)
かいげつどう‐あんど【懐月堂安度】
江戸中期の浮世絵師。懐月堂派の祖。肉筆を専門とし、世に懐月堂美人といわれる、豪華な衣装をつけた一人立ちの遊女姿の美人画を多く描いた。江島生島事件に連座、一時は伊豆大島に流された。生没年未詳。
かげきよ【景清】
⇒平景清(たいらのかげきよ) 能・浄瑠璃・歌舞伎などの景清物の主人公。源頼朝打倒を目ざして果たさなかった平景清の哀話は、浄瑠璃「出世景清」「壇浦兜軍記(だんのうらかぶとぐんき)」などに描かれ...
かしぞの【橿園】
中島広足(なかじまひろたり)の号。
かみさか‐ふゆこ【上坂冬子】
[1930〜2009]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名、丹羽ヨシコ。昭和34年(1959)勤務先での体験を「職場の群像」にまとめ発表。はじめ評論、のちに戦後史・昭和史に関するノンフィクシ...
からごろも‐きっしゅう【唐衣橘洲】
[1744〜1802]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、小島源之助。号、酔竹庵。田安家の臣。四方赤良(よものあから)(大田南畝(おおたなんぽ))・朱楽菅江(あけらかんこう)と並んで、天明狂歌壇の...
かわばた‐ぎょくしょう【川端玉章】
[1842〜1913]日本画家。京都の生まれ。名は滝之助。円山派の中島来章(なかじまらいしょう)に師事。のち、洋画法を高橋由一(たかはしゆいち)に学ぶ。精緻(せいち)な山水・花鳥画を得意とした。...
かわむら‐すみよし【川村純義】
[1836〜1904]軍人。海軍大将。鹿児島の生まれ。戊辰(ぼしん)戦争・西南戦争で活躍。日本海軍の創設者の一人。
かんばら‐ありあけ【蒲原有明】
[1875〜1952]詩人。東京の生まれ。本名、隼雄(はやお)。島崎藤村とともに新体詩の完成者となり、さらに日本象徴詩の先駆者となる。詩集「草わかば」「独絃哀歌」「春鳥集」「有明集」などがある。
キアラ【Giuseppe Chiara】
[1602〜1685]イタリア人イエズス会士。寛永20年(1643)宣教のため筑前大島に潜入したが捕らえられ、棄教後、宗門改役をつとめた。日本名、岡本三右衛門。