あおき‐こんよう【青木昆陽】
[1698〜1769]江戸中期の蘭学者。江戸の人。初め伊藤東涯(いとうとうがい)に師事。甘藷(かんしょ)(サツマイモ)を救荒作物として普及に尽力し、甘藷先生とよばれた。著「和蘭文字略考」「蕃薯考...
のざわ‐ぼんちょう【野沢凡兆】
[?〜1714]江戸中期の俳人。金沢の人。姓は宮城・宮部などの諸説がある。名は允昌か。京都で医師を業とした。芭蕉晩年の門人で、「猿蓑」編者の一人。
のぶいえ【信家】
桃山時代の鐔工(たんこう)。鉄の鐔(つば)に毛彫りの文様やその題目、兵法の歌などを刻し、金家(かねいえ)と並ぶ名工といわれた。甲冑師(かっちゅうし)明珍派の名工信家とは別人とされる。生没年未詳。
のぶとき‐きよし【信時潔】
[1887〜1965]作曲家。大阪の生まれ。ドイツに留学し、ゲオルク=シューマンに師事。作品に「海行かば」など。
ノベール【Jean Georges Noverre】
[1727〜1810]フランスの舞踊家・振付師。仮面を排し、パントマイムの技法をバレエに導入するなど改革に努めた。
のみ‐の‐すくね【野見宿禰】
日本の伝説上の人物。天穂日命(あめのほひのみこと)の子孫。垂仁天皇の命により、当麻蹴速(たいまのけはや)と力を争って勝ち、相撲取りの祖とされる。また、皇后の死に際し、殉死の代わりに陵墓に埴輪(は...
のむら‐ぼうとうに【野村望東尼】
[1806〜1867]江戸末期の歌人。名はもと。号、招月・向陵。福岡藩士野村貞貫の後妻。夫の死後、剃髪(ていはつ)して望東尼と称した。和歌を大隈言道に師事。勤王の志厚く、高杉晋作らと親交があった...