ひがしくぜ‐みちとみ【東久世通禧】
[1834〜1912]幕末の公卿。七卿落ちの一人。京都の人。号、竹亭など。尊王攘夷(じょうい)派として活躍。明治新政府の外交にあたり、のち元老院議官・枢密院副議長などを歴任。
ひさあき‐しんのう【久明親王】
[1276〜1328]鎌倉幕府第8代将軍。在職1289〜1308。後深草天皇の子。将軍退任後は京に送還された。名は「ひさあきら」とも。
ひらた‐あつたね【平田篤胤】
[1776〜1843]江戸後期の国学者。国学の四大人の一。秋田藩士。旧姓、大和田。号、気吹之舎(いぶきのや)・真菅屋。通称、大角(大壑)。脱藩して本居宣長没後の門人と自称。宣長の古道精神を拡大強...
ひらた‐ゆきえ【平田靫負】
[1704〜1755]江戸中期の薩摩藩の家老。宝暦3年(1753)藩が幕府から命じられた木曽・長良・揖斐(いび)三川分流工事の総奉行となり、1年3か月で完成させたが、莫大な出費と多大な犠牲者を出...
ふくだ‐ぎょうかい【福田行誡】
[1809〜1888]幕末・明治の浄土宗の僧。武蔵の人。号、建蓮社立誉。維新の廃仏毀釈(きしゃく)に際し、諸宗の僧と同盟会を組織して仏教擁護のために活躍。浄土宗管長。縮刷大蔵経刊行にも貢献。著「...
ふじた‐こしろう【藤田小四郎】
[1842〜1865]江戸末期の志士。水戸藩士。東湖の四男。名は信。幕府の攘夷(じょうい)延期を不満として筑波山で挙兵。上洛の途中で降伏し処刑された。→筑波山事件
ふるかわ‐かおる【古川薫】
[1925〜2018]小説家。山口の生まれ。出身地である長州の幕末・維新期を、綿密に集めた史料に基づいて描いた硬派の歴史小説で知られる。「漂泊者のアリア」で直木賞受賞。他に「走狗(そうく)」「暗...
ふるかわ‐こしょうけん【古川古松軒】
[1726〜1807]江戸中期の地理学者・蘭医。備中の人。名は正辰。諸国を旅行し、交通・風俗・物産・史跡などを調査し、「東遊雑記」「西遊雑記」などを著す。幕命で「武蔵五郡の図」などを作成。
ペルゴレージ【Giovanni Battista Pergolesi】
[1710〜1736]イタリアの作曲家。代表作の幕間劇「奥様になった女中」はオペラブッファの先駆とされる。
ほうじょう‐うじなが【北条氏長】
[1609〜1670]江戸前期の旗本・軍学者。幕府大目付、安房守。北条流兵学の祖。後北条氏の出身で、軍学を小幡景憲(おばたかげのり)に学ぶ。オランダ流攻城法を学んだことや、江戸地図を作成したこと...