にった‐よしさだ【新田義貞】
[1301〜1338]鎌倉末期・南北朝時代の武将。上野の人。元弘3=正慶2年(1333)鎌倉幕府を滅ぼし、建武政権から重用されたが、のち、足利尊氏と対立。兵庫で楠木正成(くすのきまさしげ)ととも...
はせがわ‐へいぞう【長谷川平蔵】
[1745〜1795]江戸後期の幕臣。名は宣以(のぶため)。先手弓頭となり、火付盗賊改を加役としてつとめた。老中松平定信の命により、人足寄場(にんそくよせば)の設置を献策。
はった‐とものり【八田知紀】
[1799〜1873]幕末・明治の歌人。薩摩(さつま)藩士。通称、喜左衛門。号、桃岡。香川景樹の門人。維新後、宮内省歌道御用掛となり、門下に高崎正風らが出た。家集「しのぶ草」など。
はなぶさ‐いっちょう【英一蝶】
[1652〜1724]江戸前・中期の画家。京都の人。英派の祖。初名は多賀朝湖。幕府の怒りに触れて三宅島に流され、赦免後、英一蝶と改名。初め狩野派の門に入ったが、のち風俗画に転じ、軽妙洒脱な画風を...
はなわ‐ほきいち【塙保己一】
[1746〜1821]江戸後期の国学者。武蔵の人。幼名、寅之助。号、温故堂。7歳で失明。のち、江戸に出て賀茂真淵(かものまぶち)らに学び、抜群の記憶力により和漢の学に通暁。幕府の保護下に和学講談...
はまだ‐ひこぞう【浜田彦蔵】
[1837〜1897]幕末・明治の通訳・貿易商。播磨(はりま)の人。江戸への航海中に漂流し、米国船に救われて渡米、帰化し、ジョセフ=ヒコと称した。安政6年(1859)帰国、日米外交交渉に活躍し、...
はやし‐かいぞう【林海象】
[1957〜 ]映画監督。京都の生まれ。モノクロの字幕映画「夢みるように眠りたい」で監督デビュー。音楽ビデオの制作などでも活躍。代表作「二十世紀少年読本」「我が人生最悪の時」「海ほおずき」など。
はやし‐がほう【林鵝峰】
[1618〜1680]江戸前期の儒学者。京都の人。羅山の三男。名は、春勝・恕(しのぶ)。別号、春斎。将軍徳川家光に仕えて経書を講じ、「本朝通鑑」などを編纂。幕府外交の機密にも参与した。著「鵝峰文...
はやし‐しへい【林子平】
[1738〜1793]江戸中期の経世家。江戸の人。名は友直。大槻玄沢・宇田川玄随らと交遊。海外事情に通じ、蝦夷(えぞ)地開拓の必要性を説いたが、「三国通覧図説」「海国兵談」などが幕府の忌諱(きき...
はやし‐らざん【林羅山】
[1583〜1657]江戸初期の儒学者。幕府儒官林家の祖。京都の人。名は忠・信勝。法号、道春。朱子学を藤原惺窩(ふじわらせいか)に学び、徳川家康から家綱まで4代の将軍に侍講として仕えた。上野忍岡...