かねうじ【兼氏】
鎌倉末期の刀工。正宗の弟子で正宗十哲の一人。大和から美濃国多芸郡志津に移り、志津三郎と称した。
かねまき‐じさい【鐘巻自斎】
江戸初期の剣客。遠江(とおとうみ)の人。名は通家。富田(とだ)勢源に学び、富田流三家の一人。その流儀は鐘巻流とよばれる。弟子に伊藤一刀斎景久がいる。生没年未詳。
かるだい【伽留陀夷】
《(梵)Kālodāyinの音写》仏弟子の一人。修行僧としてふさわしくない行いが多く、そのため仏が戒律を制定したという。
かわい‐おとくに【川井乙州】
江戸中期の俳人。近江(おうみ)の人。通称、又七。姓は河合とも。姉の智月、妻の荷月とともに芭蕉の弟子。芭蕉の遺稿「笈の小文」を出版。随筆「それぞれ草」。生没年未詳。
かわい‐そら【河合曽良】
[1649〜1710]江戸前期の俳人。信濃の人。旧姓、岩波。芭蕉の弟子で、「奥の細道」の旅に随行、その時の日記を残した。句集に「雪まろげ」がある。
き【基】
[632〜682]中国、唐代の僧。長安の人。法相(ほっそう)宗の開祖。玄奘(げんじょう)の弟子となり、師に従って「成唯識論(じょうゆいしきろん)」の訳経に協力、のち解釈を加えて「成唯識論述記」「...
きろ【季路】
孔子の弟子、子路(しろ)のこと。
ギェレルプ【Karl Gjellerup】
[1857〜1919]デンマークの小説家。無神論的ヒューマニズムに立って、思想的作品を残した。1917年、ノーベル文学賞受賞。作「一理想主義者」「ゲルマン族の弟子」など。
ぎば【耆婆】
《(梵)Jīvakaの音写》古代インドの名医。釈迦の弟子の一人。多くの仏弟子の病気を治し、父王を殺した阿闍世(あじゃせ)王を信仰に入らせた。
くにみつ【国光】
鎌倉後期の刀工。粟田口国綱(あわたぐちくにつな)の子という。通称新藤五。法名、光心。鎌倉に住む。短刀の名人で、太刀は少ない。正宗はその弟子とされる。生没年未詳。 ⇒来国光(らいくにみつ)