マロリー【Thomas Malory】
[?〜1471]英国の文人。アーサー王伝説を集大成した散文物語「アーサー王の死」を著し、近代英文学にも大きな影響を与えた。
マーロー【Christopher Marlowe】
[1564〜1593]英国の劇作家・詩人。無韻詩の用法を確立。シェークスピアに影響を与えた。戯曲「フォースタス博士」「タンバレン大王」など。
みき‐きよし【三木清】
[1897〜1945]哲学者。兵庫の生まれ。京大卒。法大教授。西田幾多郎・波多野精一に学び、欧州に留学してハイデッガーに師事。帰国後、ヒューマニズムの立場から著作活動を続け、若い世代へ大きな影響...
みやがわ‐ちょうしゅん【宮川長春】
[1682〜1752ころ]江戸中期の浮世絵師。宮川派の祖。尾張の人と伝える。通称、長左衛門。菱川師宣(ひしかわもろのぶ)・懐月堂安度(かいげつどうあんど)などの影響を受け、肉筆画に専念、艶麗な美...
ミュンツァー【Thomas Münzer】
[1490ころ〜1525]ドイツの宗教改革者、再洗礼派の神学者。ルター・フスらの影響を受けたが、のち、その急進思想のためルターと対立。共産主義的改革を主張し、ドイツ農民戦争を指導したが、敗れて斬...
むがく‐そげん【無学祖元】
[1226〜1286]鎌倉時代、南宋から渡来した臨済宗の僧。弘安2年(1279)北条時宗の招きで来日。建長寺に住し、円覚寺を開山。無学派・仏光派とよばれ、日本禅宗に大きな影響を与えた。諡号は、仏...
むらやま‐かいた【村山槐多】
[1896〜1919]洋画家・詩人。神奈川の生まれ。フォービスムの影響の強い画風で注目されたが、放浪中に夭折(ようせつ)。遺稿集「槐多の歌へる」。
メルロ‐ポンティ【Maurice Merleau-Ponty】
[1908〜1961]フランスの哲学者。後期フッサールの現象学に強い影響を受け、人間的主体としての身体をありのままに記述する独自の現象学を展開した。著「行動の構造」「知覚の現象学」「シーニュ」など。
メーヌ‐ド‐ビラン【Maine de Biran】
[1766〜1824]フランスの哲学者。本名、フランソワ=ピエール=ゴンティエ=ド=ビラン(François Pierre Gontier de Biran)。観念学派から出発し、主意主義に進ん...
もっけい【牧谿】
中国、宋末から元初の画僧。蜀(しょく)(四川省)の人。法名は法常。牧谿は号。西湖畔六通(りくつう)寺の開山と伝える。山水・道釈・花卉(かき)ほか幅広い題材の水墨画を描いた。中国ではその画法が古法...