ルーマン【Niklas Luhmann】
[1927〜1998]ドイツの社会学者。社会システム理論によって、第二次大戦後の理論社会学をリードした。また、政治学や心理学・文学研究などへの影響も大きい。著「法社会学」「社会システム論」など。
レオーノフ【Leonid Maksimovich Leonov】
[1899〜1984]ソ連の小説家。ドストエフスキーの影響を強く受け、深い哲学性、鋭い現実批判などを特色とした。作「泥棒」「ロシアの森」など。
レビ‐ブリュール【Lucien Lévy-Bruhl】
[1857〜1939]フランスの哲学者・社会学者。デュルケームの影響を受け、道徳の実証的研究を提唱。のち、未開民族の心性や思考を研究した。著「道徳と習俗学」「未開社会の思惟」など。
レンツ【Max Lenz】
[1850〜1932]ドイツの歴史家。ランケの著作に影響を受ける。著「マルチン=ルター」「ビスマルク伝」「ナポレオン」など。
レーニン【Vladimir Il'ich Lenin】
[1870〜1924]ロシアの革命家・政治家。学生時代から革命運動に参加、流刑・亡命生活を経て、1917年、二月革命後帰国。ボリシェビキを率いて十月革命を成功させ、史上初の社会主義政権を樹立。人...
ロイスダール【Jacob van Ruisdael】
[1628ころ〜1682]オランダの画家。17世紀オランダ風景画の代表者。重厚な描写のうちに不安と憂愁に満ちた詩情を示し、のちのロマン主義絵画に影響を与えた。
ロダン【François Auguste René Rodin】
[1840〜1917]フランスの彫刻家。形式的なアカデミズムに反抗し、人間の内的生命を表現。近代彫刻に多大の影響を与えた。作「考える人」「地獄の門」「カレーの市民」など。
ロダンバック【Georges Rodenbach】
[1855〜1898]ベルギーの詩人。パリに出て象徴派の影響を受ける。故郷フランドル地方の風物に託して、沈鬱(ちんうつ)な夢想的世界をうたった。詩集「白い青春」「沈黙の支配」、小説「死の都ブリュ...
ロック【John Locke】
[1632〜1704]英国の哲学者・政治思想家。イギリス経験論の代表者で、その著「人間悟性論」は近代認識論の基礎となった。政治思想では人民主権を説き、名誉革命を代弁し、アメリカの独立やフランス革...
ロビンソン【Joan Violet Robinson】
[1903〜1983]英国の女性経済学者。第二次大戦前にスラッファの影響を受けて不完全競争の理論を樹立。その後、マルクス経済学を研究し、戦後はケインズ理論の発展に努力。著「不完全競争の経済学」「...