たかい‐こうざん【高井鴻山】
[1806〜1883]幕末・明治初期の陽明学者。信濃の人。本名、市村健。京都で梁川星巌(やながわせいがん)に、江戸で佐藤一斎に師事。攘夷(じょうい)論・公武合体論を唱えた。明治維新後、東京・長野...
たかい‐らんざん【高井蘭山】
[1762〜1839]江戸後期の読本(よみほん)作者。江戸の人。名は伴寛。通称、文左衛門。作「絵本三国妖婦伝」「星月夜顕晦録(ほしづくよけんかいろく)」など。
たかく‐あいがい【高久靄厓】
[1796〜1843]江戸後期の南画家。下野(しもつけ)の人。谷文晁(たにぶんちょう)・池大雅(いけのたいが)らに学び、さらに明・清画法を研究した。
たかしな‐えいし【高階栄子】
丹後局(たんごのつぼね)の本名。
たかしな‐たかかね【高階隆兼】
鎌倉後期の絵師。絵所預(えどころあずかり)。大和絵技法の完成者とされる。「春日権現(かすがごんげん)験記絵巻」「春日明神影向御車図」が現存。生没年未詳。
たかしま‐しゅうはん【高島秋帆】
[1798〜1866]江戸後期の兵学者・砲術家。日本近代砲術の祖。長崎の人。名は舜臣(きみおみ)。通称、四郎太夫。オランダ人に蘭学・兵学・砲術を学び、高島流を創始。ペリー来航を機に講武所砲術指南...
たかなが‐しんのう【尊良親王】
[1311〜1337]後醍醐天皇の第2皇子。名は「たかよし」とも。元弘の変で土佐に流された。足利尊氏(あしかがたかうじ)の離反には新田義貞とともに戦い、越前金ヶ崎城を守ったが、落城し、自害した。
たかはし‐ざんむ【高橋残夢】
[1775〜1851]江戸後期の国学者。京都の人。香川景樹に師事し、国語の語源研究で一音一義説を唱えた。著「残の夢」「言霊名義考」「国字定源」など。
たかはし‐たかこ【高橋たか子】
[1932〜2013]小説家。京都の生まれ。本名、和子(たかこ)。夫は作家高橋和巳(かずみ)。夫の死後、本格的に小説を書き始める。昭和50年(1975)洗礼を受け、カトリック作家に転じた。「怒り...
たかはし‐でいしゅう【高橋泥舟】
[1835〜1903]江戸末期の幕臣。江戸の人。名は政晃。槍術家で講武所師範役。鳥羽伏見の戦い後、徳川慶喜(とくがわよしのぶ)に恭順説を説き、上野寛永寺で慶喜を護衛した。山岡鉄舟・勝海舟とともに...