あすかい‐まさつね【飛鳥井雅経】
[1170〜1221]鎌倉初期の歌人。藤原定家らとともに新古今和歌集を撰した。蹴鞠(けまり)にもすぐれ、歌鞠(かきく)二道の飛鳥井家の祖となる。家集に「明日香井和歌集」がある。藤原雅経。
おきた‐そうじ【沖田総司】
[1844〜1868]江戸末期の新撰組隊士。奥州白河藩を脱藩し、新撰組設立当初から参加。近藤勇の刑死後、江戸で肺病により没。天然理心流の剣法にすぐれ、池田屋事件で活躍。
くつき‐まさつな【朽木昌綱】
[1750〜1802]江戸中期の大名。丹波福知山藩主。蘭学・茶道を学び、古銭研究家として知られる。著「新撰銭譜」「西洋銭譜」など。
くない‐きょう【宮内卿】
[?〜1204ころ]鎌倉初期の歌人。源師光(みなもとのもろみつ)の娘。後鳥羽院の女房。「千五百番歌合」に参加した歌から若草の宮内卿とよばれ、歌は新古今集以下の勅撰集に40首余り入集。
げっこう【月江】
鎌倉後期の宴曲の作詞・作曲者。明空(みょうくう)に次ぐ作者・撰集者とされるが、同一人物とする説もある。生没年未詳。
こうちやま‐そうしゅん【河内山宗春】
[1781〜1823]江戸後期の幕府の茶坊主。奥坊主組頭の河内山宗久の子という。遊侠の仲間に入り、松江侯・水戸侯をゆすり、捕らえられて牢死。2世松林伯円の講談「天保六花撰」のほか、河竹黙阿弥の歌...
こまつ‐しげみ【小松茂美】
[1925〜2010]古筆学者。山口の生まれ。国鉄職員などを経て昭和28年(1953)東京国立博物館に入り、独学で古筆研究をすすめた。昭和36年(1961)「後撰和歌集 校本と研究」で文学博士号...
こんどう‐いさみ【近藤勇】
[1834〜1868]江戸末期の幕臣。新撰組隊長。武蔵の人。名は昌宜(まさよし)。京都守護職松平容保(まつだいらかたもり)の下で新撰組を組織し、尊攘(そんじょう)派を弾圧。戊辰(ぼしん)戦争で敗...
ごえんゆう‐てんのう【後円融天皇】
[1359〜1393]北朝第5代天皇。在位、1371〜1382。後光厳天皇の第2皇子。名は緒仁(おひと)。法名、光浄。室町幕府第3代将軍足利義満に擁立されて即位。譲位後、院政を行った。和歌に長じ...
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】
[1838〜1897]政治家。土佐の人。公武合体・大政奉還運動に活躍。明治維新後は新政府に仕えたが、征韓論に敗れて下野。板垣退助らとともに愛国公党を組織し、民撰議院設立建白書の提出に参画。のち、...