ちん‐りょう【陳亮】
[1143〜1194]中国、南宋の思想家・文学者。永康(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は同甫(どうほ)。号、竜川(りゅうせん)。孝宗のとき、金との和議に反対する「中興論」を上奏したが採用...
つじ‐くにお【辻邦生】
[1925〜1999]小説家・仏文学者。東京の生まれ。最初の長編「廻廊にて」で近代文学賞を受賞し作家生活に入る。他に「安土往還記」「背教者ユリアヌス」「西行花伝」など。芸術院会員。
つぼた‐じょうじ【坪田譲治】
[1890〜1982]小説家・児童文学者。岡山の生まれ。「赤い鳥」などを通して日本の新しい創作童話の世界を開拓した。作「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」など。
ティコ‐ブラーエ【Tycho Brahe】
[1546〜1601]デンマークの天文学者。初め哲学・法律学を修め、のち天文学を学び、1572年新星を発見。観測所を設置して多数の肉眼による観測データを集積。ケプラーはこれをもとに天文学を発展させた。
てらお‐ひさし【寺尾寿】
[1855〜1923]天文学者。福岡の生まれ。初代の東京天文台長。のち、東京物理学校(現東京理科大学)を創立。
とう‐けんそ【湯顕祖】
[1550〜1616]中国、明代の劇作家・文学者。臨川(江西省)の人。字(あざな)は義仍(ぎじょう)。号、若士・清遠道人。詩文では、古文辞派の主張に反対した。代表作は戯曲「還魂記」「南柯記(なん...
とうげん‐ずいせん【桃源瑞仙】
[1430〜1489]室町中期の臨済宗の僧。五山文学者。近江(おうみ)の人。号は蕉雨・竹庵など。京都の相国寺に住した。著に「百衲襖」「史記抄」「三体詩抄」などの抄物がある。
とがわ‐しゅうこつ【戸川秋骨】
[1871〜1939]英文学者・随筆家。熊本の生まれ。本名、明三。島崎藤村・馬場孤蝶(ばばこちょう)らと交わり、「文学界」の同人となった。著「英文学覚帳」、翻訳「エマーソン論文集」など。
とき‐ぜんまろ【土岐善麿】
[1885〜1980]歌人・国文学者。東京の生まれ。別号、哀果。3行書きのローマ字歌集「NAKIWARAI」で注目された。また、ローマ字運動家としても知られる。著「田安宗武」など。
トスカネッリ【Paolo dal Pozzo Toscanelli】
[1397〜1482]イタリアの地理・天文学者。フィレンツェの人。地球球形説を信じて西方航路を主張、コロンブスにその見解を伝え、自作の世界地図を贈った。