なかがわ‐りえこ【中川李枝子】
[1935〜 ]児童文学作家。北海道の生まれ。保育園勤務のかたわら童話を執筆、「いやいやえん」で野間児童文芸推奨作品賞・厚生大臣賞などを受賞。2匹の野ネズミを主人公にした「ぐりとぐら」シリーズは...
なかざわ‐りんせん【中沢臨川】
[1878〜1920]評論家。長野の生まれ。本名、重雄。19世紀後半の西欧文芸・思想を紹介。評論「鬢華(びんげ)集」「破壊と建設」、評伝「トルストイ」「ベルグソン」など。
なかじま‐けんぞう【中島健蔵】
[1903〜1979]評論家・仏文学者。東京の生まれ。国語審議会委員として「当用漢字表」「現代仮名遣い」の制定を推進。評論は文芸から音楽まで幅広い。著「現代文芸論」「回想の文学」「昭和時代」など。
なかむら‐しんいちろう【中村真一郎】
[1918〜1997]小説家・文芸評論家。東京の生まれ。戦時下に書き綴った「死の影の下に」などで戦後派作家として注目を集める。他に「空中庭園」「四季」四部作など。評伝「頼山陽(らいさんよう)とそ...
なかむら‐のぼる【中村登】
[1913〜1981]映画監督。東京の生まれ。記録映画で映画監督としてのスタートを切ったのち、さまざまなジャンルの作品を発表。特に「塩狩峠」「智恵子抄」などの文芸作品の映画化で高い評価を得た。代...
はだ‐けいすけ【羽田圭介】
[1985〜 ]小説家。東京の生まれ。高校在学中に「黒冷水」で文芸賞を受賞してデビュー。「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞受賞。
はっとり‐たつ【服部達】
[1922〜1956]文芸評論家。東京の生まれ。遠藤周作・吉本隆明らと雑誌「現代評論」の創刊に参加。昭和29年(1954)評論「新世代の作家たち」を発表し、第三の新人を最初に理論づけた。作「われ...
はにや‐ゆたか【埴谷雄高】
[1909〜1997]小説家・文芸評論家。台湾の生まれ。本名、般若(はんにゃ)豊。昭和6年(1931)日本共産党に入党するが、翌年検挙される。転向出獄ののち、雑誌「近代文学」の創刊に参加し、長編...
はやま‐よしき【葉山嘉樹】
[1894〜1945]小説家。福岡の生まれ。本名、嘉重(よししげ)。雑誌「文芸戦線」に参加し、プロレタリア文学初期の代表的作家となった。小説「淫売婦」「海に生くる人々」など。
バジョット【Walter Bagehot】
[1826〜1877]英国の経済学者・ジャーナリスト。雑誌「エコノミスト」の主筆として活躍。著作「ロンバード街」では、イングランド銀行の最後の貸し手としての役割を論じた。他の著作に、政治学の古典...