シゲティ【Joseph Szigeti】
[1892〜1973]ハンガリー生まれの米国のバイオリン奏者。ロマン主義的な情緒を排除した新しい演奏スタイルを確立。シゲッティ。
しゅかわ‐みなと【朱川湊人】
[1963〜 ]小説家。大阪の生まれ。都市伝説を扱った幻想的なホラー小説は「現代の新しい怪談」として幅広い読者層を得る。「花まんま」で直木賞受賞。他に「白い部屋で月の歌を」「さよならの空」「フク...
しんばし‐ゆうきち【新橋遊吉】
[1933〜2018]小説家。大阪の生まれ。本名、馬庭胖(まにわゆたか)。競馬をテーマにした大衆小説を執筆。新しいギャンブル小説で人気を得る。「八百長」で直木賞受賞。他に「競馬天使」「競馬放浪記...
せき‐たかかず【関孝和】
[1640ころ〜1708]江戸前期の数学者。上野(こうずけ)の人。関流和算の祖。中国の天元術を改良して新しい算法を創造、帰源整法と命名。著「発微算法」。
たにざき‐じゅんいちろう【谷崎潤一郎】
[1886〜1965]小説家。東京の生まれ。精二の兄。第二次「新思潮」同人。「刺青(しせい)」などで永井荷風に認められ、耽美的作風に新しい境地を開く。関西移住後は、古典的な日本美に傾倒し、独自の...
チボーデ【Albert Thibaudet】
[1874〜1936]フランスの批評家。文学現象を創造的持続として把握する新しい批評方法を確立。著「マラルメの詩」「ポール=バレリー」「フランス文学史」など。
チマブエ【Giovanni Cimabue】
[1240ころ〜1302ころ]イタリアの画家。フィレンツェ派。ビザンチンの伝統様式から、しだいに新しい人間的感情の表現に至り、ルネサンスへの転換期を代表する画家とされる。チマブーエ。チマーブエ。
つぼた‐じょうじ【坪田譲治】
[1890〜1982]小説家・児童文学者。岡山の生まれ。「赤い鳥」などを通して日本の新しい創作童話の世界を開拓した。作「お化けの世界」「風の中の子供」「子供の四季」など。
とがわ‐ゆきお【戸川幸夫】
[1912〜2004]動物作家。佐賀の生まれ。正確な知識に基づいて動物の生態を描き、動物文学という新しいジャンルを文壇に打ち立てた。子供向けの作品も多い。「高安犬物語」で直木賞受賞。他に「オーロ...
どい‐こうち【土居光知】
[1886〜1979]英文学者。高知の生まれ。東北大教授。西洋文学の知識から日本文学研究に新しい領域と方法を開拓した。著「文学序説」「英文学の感覚」など。