ごとば‐てんのう【後鳥羽天皇】
[1180〜1239]第82代天皇。在位1183〜1198。高倉天皇の第4皇子。名は尊成(たかなり)。祖父後白河法皇の院政下、神器継承なしに即位し、譲位後、土御門(つちみかど)・順徳・仲恭(ちゅ...
ごふかくさ‐てんのう【後深草天皇】
[1243〜1304]第89代天皇。在位、1246〜1260。後嵯峨天皇の第3皇子。名は久仁。父の後嵯峨上皇が院政を執り、その命によって弟の亀山天皇に譲位。のち、後深草系の持明院統と亀山系の大覚...
ごふしみ‐てんのう【後伏見天皇】
[1288〜1336]第93代天皇。在位、1298〜1301。伏見天皇の第1皇子。名は胤仁(たねひと)。足利尊氏(あしかがたかうじ)六波羅攻略のとき、花園上皇・光厳天皇らと東国へ逃れようとしたが...
ごももぞの‐てんのう【後桃園天皇】
[1758〜1779]第118代天皇。在位、1771〜1779。桃園天皇の第1皇子。名は英仁(ひでひと)。日記8冊が残る。
さくげん‐しゅうりょう【策彦周良】
[1501〜1579]室町末期の臨済宗の僧。丹波の人。号、謙斎。明(みん)に2回渡り、日記「初渡集」「再渡集」がある。織田信長・武田信玄に信任され、甲斐恵林寺、京都天竜寺に住した。著「南游集」など。
ささき‐たかゆき【佐々木高行】
[1830〜1910]政治家。土佐の人。大政奉還運動に参加。明治維新後、新政府に加わり、岩倉遣外使節団に随行。宮中で勢力を有し、日記「保古飛呂比(ほごひろい)」を残した。
さんじょうにし‐さねたか【三条西実隆】
[1455〜1537]室町後期の公家・歌人。内大臣に至る。号、聴雪、出家して逍遥院尭空。飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に和歌を学び、飯尾宗祇から古今伝授を受け、古典の普及に努めた。また、能書家と...
しゃ‐ひょうしん【謝冰心】
[1900〜1999]中国の女流作家。福建省閩侯(びんこう)の人。本名、婉瑩(えんえい)。冰心は筆名。米国に留学。第二次大戦中は昆明に移り、作品を発表。戦後の一時期、日本に滞在。小説「超人」、児...
しらやなぎ‐しゅうこ【白柳秀湖】
[1884〜1950]評論家・小説家。静岡の生まれ。本名、武司。堺利彦・幸徳秋水らの影響を受けて平民社に参加したが、のち転向。小説「駅夫日記」、評論「鉄火石火」「財界太平記」など。
ジュネ【Jean Genet】
[1910〜1986]フランスの小説家・劇作家・詩人。泥棒、男娼、放浪生活をしながら作品を書き、悪や汚れを鋭い感受性と多彩な言語表現で聖性に転化させた。のち、前衛的な不条理劇の戯曲を発表。小説「...