あいづ‐やいち【会津八一】
[1881〜1956]美術史学者・歌人・書家。新潟の生まれ。号は秋艸道人(しゅうそうどうじん)・渾斎(こんさい)。早大教授。歌集に「鹿鳴集」など。
いまむら‐しょうご【今村翔吾】
[1984〜 ]小説家。京都の生まれ。江戸時代の火消しを主人公にした「火喰鳥(ひくいどり) 羽州(うしゅう)ぼろ鳶組(とびぐみ)」で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。歴史に材をと...
このえ‐さきひさ【近衛前久】
[1536〜1612]安土桃山時代の公卿。幼名、晴嗣、のち前嗣。法名、竜山。歌道・書道・暦学・有職故実などにすぐれ、文化の地方への普及に貢献した。
このえ‐のぶただ【近衛信尹】
[1565〜1614]安土桃山時代の公卿。前久(さきひさ)の子。初名、信基、のち信輔。号、三藐院(さんみゃくいん)。書にすぐれ、その書風は近衛流とよばれる。寛永の三筆の一人。日記「三藐院記」がある。
こばやし‐きゅうぞう【小林久三】
[1935〜2006]推理作家。茨城の生まれ。本名、久三(ひさみ)。映画プロデューサーを務めるかたわら小説を書き始め、足尾銅山鉱毒事件を舞台とした「暗黒告知」で江戸川乱歩賞を受賞。本格的な作家生...
こばやし‐ひでお【小林秀雄】
[1902〜1983]評論家。東京の生まれ。自意識と存在の問題を軸とする近代批評を確立。文化勲章受章。著「無常といふ事」「モオツアルト」「本居宣長」など。 江藤淳による評論。昭和36年(19...
こぼり‐えんしゅう【小堀遠州】
[1579〜1647]江戸初期の茶人・造園家。遠州流茶道の祖。近江(おうみ)の人。名は政一。号、宗甫・孤篷(こほう)庵。遠江守(とおとうみのかみ)。豊臣秀吉、徳川家康・秀忠らに仕え、作事奉行を務...
ごとう‐しょうじろう【後藤象二郎】
[1838〜1897]政治家。土佐の人。公武合体・大政奉還運動に活躍。明治維新後は新政府に仕えたが、征韓論に敗れて下野。板垣退助らとともに愛国公党を組織し、民撰議院設立建白書の提出に参画。のち、...
ごようぜい‐てんのう【後陽成天皇】
[1571〜1617]第107代天皇。在位、1586〜1611。正親町(おおぎまち)天皇の皇子誠仁(のぶひと)親王の第1王子。初名、和仁(かずひと)、のち周仁(かたひと)。儒学・和学を好み、古文...
ごりゅう‐せんせい【五柳先生】
陶淵明(とうえんめい)の号。彼が自分のことを託して書いた「五柳先生伝」という文章に基づく。家の前に5本の柳があったところからの名という。