おがさわら‐さだより【小笠原貞頼】
安土桃山時代初期の武士。信濃の人。小笠原諸島の発見・命名者と伝えられるが、実在の確証はない。生没年未詳。
かわだ‐こいちろう【川田小一郎】
[1836〜1896]実業家。土佐の人。岩崎弥太郎が創立した九十九(つくも)商会(後の三菱商会)に幹部として参加、鉱山事業を統括し、三菱財閥創業期の功労者として活躍した。後に日本銀行総裁に就任し...
じえん【慈延】
[1748〜1805]江戸中期の僧・歌人。信濃の人。比叡山で修学。和歌を冷泉為村に学び、和歌四天王とよばれた。
たいら‐の‐ただまさ【平忠正】
[?〜1156]平安後期の武将。正盛の子。清盛の叔父。保元の乱で崇徳上皇方について敗れ、子らとともに処刑された。
りゅうてい‐りじょう【滝亭鯉丈】
[?〜1841]江戸後期の滑稽本作者。江戸の人。本名、池田八右衛門。江戸町人の退廃的な遊戯生活を写実的に描いた。作「花暦(はなごよみ)八笑人」「滑稽和合人」など。
れいがん【霊巌】
[1554〜1641]安土桃山時代から江戸初期の浄土宗の僧。駿河の人。諸国を遊行して多くの寺院を造り、江戸霊岸島に霊巌寺を創建。また、徳川家光の寄進を得て知恩院を再興した。
れいくう【霊空】
[1652〜1739]江戸中期の天台宗の僧。筑前の人。比叡山で妙立(みょうりゅう)に律を学び、のち横川(よかわ)の安楽律院に住した。天台教観を中興し、律を唱道。
れいぜい‐ためすけ【冷泉為相】
[1263〜1328]鎌倉後期の歌人。藤原為家の子。母は阿仏尼。冷泉家の祖。鎌倉連歌の発展に尽力。家集に「権中納言為相卿集(藤谷集)」がある。藤原為相。
わたなべ‐の‐つな【渡辺綱】
[953〜1025]平安中期の武士。源頼光の四天王の一人。京の鬼同丸や大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)、羅生門の鬼を退治した伝説がある。
わたらい‐のぶよし【度会延佳】
[1615〜1690]江戸前期の伊勢外宮の神官。伊勢の人。伊勢神道の中興の祖とされ、伊勢神道から仏教色を排し儒教を導入した。著「陽復記」「神宮秘伝問答」。出口延佳。