しゃ‐ひょうしん【謝冰心】
[1900〜1999]中国の女流作家。福建省閩侯(びんこう)の人。本名、婉瑩(えんえい)。冰心は筆名。米国に留学。第二次大戦中は昆明に移り、作品を発表。戦後の一時期、日本に滞在。小説「超人」、児...
しゅ‐せいけつ【朱世傑】
中国元代初期の数学者。字(あざな)は漢卿。号は松庭。正負の数の四則や平面図形の求積、算木を用いて行う天元術(代数)などを明らかにし、江戸時代の和算に大きな影響を与えた。著「算学啓蒙」「四元玉鑑」...
シュトルム【Theodor Storm】
[1817〜1888]ドイツの詩人・小説家。弁護士・判事としての職のかたわら、北ドイツの陰鬱な自然を背景に、叙情詩から出発して後期には叙事的・写実的な小説を書いた。小説「みずうみ」「白馬の騎士」など。
しょうかどう‐しょうじょう【松花堂昭乗】
[1584〜1639]江戸初期の僧・書画家。和泉国堺の人。号、惺々翁・空識。松花堂は晩年の号。男山石清水八幡宮滝本坊の住職。真言密教を修め、阿闍梨(あじゃり)法印となる。書は寛永の三筆の一人で、...
しょうくう【性空】
[910〜1007]平安中期の天台宗の僧。京都の人。36歳で出家し、霧島山や筑前の背振山で修行。播磨(はりま)の書写山に円教寺を開いた。書写上人。
しょうくう【証空】
[1177〜1247]鎌倉前期の浄土宗の僧。西山派の祖。14歳で出家し、法然に師事、念仏や天台教義にも通じた。のち、西山の善峰寺に住み、浄土教を宣揚した。著「観門要義鈔」など。善慧坊。
しょうけい【祥啓】
室町中期の画僧。字(あざな)は賢江。号、貧楽斎。祥啓は諱(いみな)。建長寺の書記を務めたことから啓書記ともよばれる。芸阿弥に水墨画を学び、山水画にすぐれた。生没年未詳。
しょうげい【聖冏】
[1341〜1420]室町前期の浄土宗の僧。常陸(ひたち)の人。号、酉蓮社了誉(ゆうれんしゃりょうよ)。通称、三日月上人。神道・儒教なども学び、晩年に江戸小石川に伝通院を創建した。著「伝通記糅鈔...
じゃくれん【寂蓮】
[1139ころ〜1202]平安後期・鎌倉初期の歌人・僧。俗名、藤原定長。俊成の養子、のち出家。新古今集撰者の一人となったが、撰なかばで没。歌集に「寂蓮法師集」。
じょうけい【貞慶】
[1155〜1213]平安末期から鎌倉初期の法相(ほっそう)宗の僧。初め興福寺に入り、のち、海住山寺に住持した。戒律を厳守し、旧仏教の改革を提唱。法相宗の中興と称された。著「愚迷発心集」など。笠...