こいそ‐くにあき【小磯国昭】
[1880〜1950]軍人・政治家。陸軍大将。栃木の生まれ。拓務相・朝鮮総督を経て昭和19年(1944)首相。第二次大戦後、極東国際軍事裁判で、A級戦犯として終身禁錮刑になり、服役中に病死。
こうどう‐とくち【幸堂得知】
[1843〜1913]劇評家・小説家。江戸の生まれ。本名、鈴木利平。別号、劇神仙。銀行員を経て新聞社に入社し、劇評を発表。根岸派の文人としても知られる。小説「大通世界」。
こうやま‐せいじろう【神山征二郎】
[1941〜 ]映画監督。岐阜の生まれ。新藤兼人(かねと)の「近代映画協会」に参加、「鯉のいる村」で監督デビュー。代表作は「看護婦のオヤジがんばる」「ふるさと」のほか、五木寛之のエッセーをもとに...
こきでん‐の‐にょうご【弘徽殿の女御】
源氏物語の登場人物。 桐壺帝の女御。朱雀院の母。帝に愛された桐壺の更衣をねたみ、その子の光源氏につらく当たる。弘徽殿の大后(おおきさき)。
頭中将(とうのちゅうじょう)の娘。柏木の妹。冷泉帝...
こすぎ‐ほうあん【小杉放庵】
[1881〜1964]画家。栃木の生まれ。本名、国太郎。初号、未醒(みせい)。再興日本美術院の洋画部を主宰、のち春陽会設立に参画。昭和に入って放庵と改号、気品のある水墨画を多く描いた。和歌・随筆...
こばやかわ‐ひであき【小早川秀秋】
[1582〜1602]安土桃山時代の武将。豊臣秀吉の正室高台院の兄木下家定の子。幼名、辰之助。通称金吾。秀吉の養子となり、のち、小早川隆景の養嗣子。慶長の役に総大将として参戦。秀吉の死後、関ヶ原...
こばやし‐きよちか【小林清親】
[1847〜1915]版画家。江戸の人。ワーグマンに西洋画を学ぶ一方で写真術を修め、光と影の表現を取り入れた木版風景画を制作。晩年は肉筆画を多く描いた。
こばやし‐まさき【小林正樹】
[1916〜1996]映画監督。北海道の生まれ。木下恵介に師事。「息子の青春」で監督デビュー。力強いタッチの社会派作品で知られる。代表作は、全6部の大作「人間の条件」、記録映画「東京裁判」のほか...
こぼり‐ともと【小堀鞆音】
[1864〜1931]日本画家。栃木の生まれ。旧姓、須藤。本名、桂三郎。日本美術院創立に参加。大和絵の伝統を守り、歴史画・人物画をよくした。
ご‐けいし【呉敬梓】
[1701〜1754]中国、清(しん)初の文学者。安徽(あんき)省全椒(ぜんしょう)の人。字(あざな)は敏軒(びんけん)、号は文木(ぶんぼく)。著作「儒林外史(じゅりんがいし)」は風刺小説の源流...