ジョット【Giotto di Bondone】
[1266ころ〜1337]イタリアの画家。奥行きのある空間と劇的な人間像の表出で中世末期の生硬な定型を脱し、ルネサンスへ至る絵画の新境地を開いた。彫刻・建築でも活躍。
すけひら【助平】
平安末期の備前の刀工。高平・包平(かねひら)とともに三平(さんぴら)とよばれた。生没年未詳。
すずき‐かんたろう【鈴木貫太郎】
[1868〜1948]軍人・政治家。大阪の生まれ。連合艦隊司令長官・枢密顧問官などを歴任。侍従長の時に二・二六事件にあい、重傷を負った。第二次大戦末期に首相としてポツダム宣言を受諾した。
すずき‐しげたね【鈴木重胤】
[1812〜1863]江戸末期の国学者。淡路の人。号、橿廼家(かしのや)。大国隆正に学ぶ。平田篤胤(ひらたあつたね)没後の門人。諸国を遊歴して神道を説き、江戸で暗殺された。著「延喜式祝詞講義」「...
すずき‐しゅんざん【鈴木春山】
[1801〜1846]江戸末期の医師・兵学者。三河の人。名は強。長崎で西洋医学を学び、また西洋兵学を研究し、国防の急務を説いた。著「三兵活法」「海上攻守略説」「西洋兵制」など。
スパルタクス【Spartacus】
[?〜前71]古代ローマの奴隷反乱の指導者。共和政末期の前73年、カプアの剣奴養成所から反乱を起こし、ローマ軍を破って一時は南イタリアを制圧したが、クラッススに鎮圧され、敗死した。スパルタカス。
せがわ‐じょこう【瀬川如皐】
[1806〜1881]江戸末期の歌舞伎作者。3世。江戸の人。5世鶴屋南北の門下で、中村座の立作者となった。作「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」「東山桜荘子(ひがしやまさくらそうし)...
せっそん‐ゆうばい【雪村友梅】
[1290〜1347]鎌倉末期から南北朝時代の臨済宗の僧。越後の人。一山一寧(いっさんいちねい)に参禅。元に渡り、帰朝後は万寿寺・建仁寺・南禅寺などに歴住。著「岷峨(みんが)集」など。
ぞうろく【蔵六】
[1822〜1877]江戸末期から明治初期の陶工。京都の人。姓は真清水(ましみず)。五条坂に開窯。青磁・染め付けを得意とした。
たいら‐の‐あつもり【平敦盛】
[1169〜1184]平安末期の武将。一ノ谷の戦いで熊谷直実(くまがいなおざね)に討たれた。従五位下だったが官職がなかったため、無官の大夫とも。