たいら‐の‐むねもり【平宗盛】
[1147〜1185]平安末期の武将。清盛の三男。従一位内大臣。源義仲の軍に追われ、安徳天皇を奉じて京を離れた。のち、義経の軍に一ノ谷の戦いで敗れ、壇ノ浦の戦いで大敗。捕らえられて近江(おうみ)...
たかすぎ‐しんさく【高杉晋作】
[1839〜1867]江戸末期の勤王家。長門(ながと)の人。号、東行(とうぎょう)。長州藩に仕え、松下村塾に学び、奇兵隊を組織した。四国艦隊下関砲撃事件には正使として和議を結び、のち藩論を討幕...
たしろ‐さんき【田代三喜】
[1465〜1537]室町末期の医師。武蔵の人。号は範翁・廻翁など。後世方(ごせいほう)医学の祖。明(みん)に渡って医学を学び、帰国後は鎌倉、足利、古河と移って医療に従事。弟子に曲直瀬(まなせ)...
たちばな‐の‐なりすえ【橘成季】
鎌倉中期の文学者。諸兄(もろえ)の末裔光季の養子といわれる。伊賀守。文学・音楽にすぐれ、建長6年(1254)「古今著聞集」を編集した。生没年未詳。
ちえい【智永】
中国南朝末・隋代の僧・書家。会稽(浙江省)の人。王羲之(おうぎし)7世の孫といわれる。作「真草千字文」など。生没年未詳。
ちぎょく【智旭】
[1599〜1655]中国、明末の天台宗の僧。蘇州(江蘇省)の人。字(あざな)は藕益(ぐうやく)。号、八不道人。儒学を学び、のち仏教の天台・唯識などの諸学に精進、諸宗を体系づけようとし、またキリ...
ちくさ‐ただあき【千種忠顕】
[?〜1336]鎌倉末期の廷臣。元弘の変で捕らえられ、後醍醐天皇とともに隠岐(おき)に配流。のち、隠岐を脱出して、足利尊氏(あしかがたかうじ)らと六波羅攻めに参加。尊氏の離反後、足利直義と戦って敗死。
ちょう‐かく【張角】
[?〜184]中国、後漢末の道士。鉅鹿(きょろく)(河北省)の人。黄老の道を説いて太平道を創始。184年、数十万の信徒を従えて黄巾(こうきん)の乱を起こしたが、病没。
ちょう‐くん【張勲】
[1854〜1923]中国、清末の北洋軍閥の軍人。江西省の人。字(あざな)は少軒。袁世凱(えんせいがい)のもとで雲南・江南提督などを歴任、のち安徽(あんき)督軍。1917年、北京に入り清朝復辟(...
ちょうけん【澄憲】
[1126〜1203]平安末期から鎌倉前期にかけての天台宗の僧。藤原通憲の子。法印・大僧都。平治の乱で下野に流されたが、晩年京都の安居院(あぐい)に住み唱導(説法)で布教、安居院流唱導の祖とされ...