さわき‐こうたろう【沢木耕太郎】
[1947〜 ]ノンフィクション作家。東京の生まれ。本名は非公開。「若き実力者たち」「敗れざる者たち」で注目を集め、日本社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件を題材とした「テロルの決算」で大宅壮一ノンフ...
さわの‐ちゅうあん【沢野忠庵】
ポルトガルのイエズス会宣教師フェレイラの日本名。
サン‐シモン【Claude Henri de Rouvroy,comte de Saint-Simon】
[1760〜1825]フランスの社会主義者。伯爵。資本家を含めた全産業者の指導する社会体制を提唱。フーリエやオーエンとともに空想的社会主義者とされる。著「産業者の教理問答」「新キリスト教」など。...
さんとう‐きょうでん【山東京伝】
[1761〜1816]江戸後期の戯作者・浮世絵師。江戸の人。本名、岩瀬醒(いわせさむる)。通称、京屋伝蔵。浮世絵を北尾重政に学び、北尾政演(まさのぶ)と名乗る。のち、戯作に筆をふるった。寛政の改...
しいな‐まこと【椎名誠】
[1944〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、渡辺。「本の雑誌」を創刊、編集長を務め、同誌に掲載したエッセーをまとめた「さらば国分寺書店のオババ」がベストセラーとなる。「アド・バード」で日本SF大...
しいな‐りんぞう【椎名麟三】
[1911〜1973]小説家。兵庫の生まれ。本名、大坪昇。小説「深夜の酒宴」により、戦後派作家として認められた。実存主義的作風を示し、のちキリスト教に入信。他に「永遠なる序章」「自由の彼方で」「...
シェリング【Friedrich Wilhelm Joseph von Schelling】
[1775〜1854]ドイツの哲学者。神秘的直観を重視し、合理主義哲学の限界を批判、絶対者において自然と自我とが合一すると説く同一哲学を主唱。著「先験的観念論の体系」「人間的自由の本質」。
シェン‐ツォンウェン【沈従文】
[1902〜1988]中国の小説家。本名、沈岳煥。湖南省出身。「辺城」など西南辺境を舞台にした小説を書いた。中華人民共和国建国後に、非政治性を批判され自殺をはかる。のち、考古学の研究に転じ、大著...
しおばら‐たすけ【塩原多助】
[1743〜1816]江戸後期の商人。上野(こうずけ)の人。江戸に出て本所相生町に炭屋を営み、刻苦して富豪となった。三遊亭円朝作の人情噺(にんじょうばなし)や歌舞伎などに脚色され、特に愛馬の青(...
シーボルト【Philipp Franz Balthasar von Siebold】
[1796〜1866]ドイツの医者・博物学者。1823年、オランダ商館の医師として来日。長崎に鳴滝塾を開設、診療と教育とに当たり、日本の西洋医学発展に影響を与えた。シーボルト事件により1829年...