あい‐みつ【靉光】
[1907〜1946]洋画家。広島の生まれ。本名、石村日郎。初め靉川光郎と名のり、のち略して靉光。東洋絵画に学んだ独自の内省的シュールレアリスム風の作品を描いた。作「眼のある風景」など。
いちむら‐うざえもん【市村羽左衛門】
歌舞伎俳優。市村座の座元。俳優を兼ねたのは4世から。 (初世)[1605〜1652]本名、村山又三郎。和泉(いずみ)国堺の人。江戸に村山座を創設。 (3世)[1635〜1686]初めて市村宇...
かん‐さざん【菅茶山】
[1748〜1827]江戸後期の儒者。漢詩人。備後(びんご)の人。名は晋帥(ときのり)。通称、太仲。京都で朱子学を学び、帰郷して黄葉夕陽村舎(こうようせきようそんしゃ)を開く。頼山陽の師。著「筆...
こむら‐じゅたろう【小村寿太郎】
[1855〜1911]政治家・外交官。宮崎の生まれ。外相となり、対英米協調を主軸に大陸進出を図る小村外交を確立。日英同盟締結、ポーツマス講和条約、韓国併合、関税自主権の回復に当たった。
こんごう‐いわお【金剛巌】
[1886〜1951]能楽師。シテ方金剛流。京都の生まれ。本名、岩雄。23世宗家金剛右京の没後、シテ方四流家元の推挙によって新宗家(通称、野村金剛)をたて、初世となる。
こんどう‐けいたろう【近藤啓太郎】
[1920〜2002]小説家。三重の生まれ。「第三の新人」の一人。「海人舟(あまぶね)」で芥川賞受賞。美術評論も手がける。他に「海」「微笑」、随筆「奥村土牛(とぎゅう)」など。
さいぐう‐の‐にょうご【斎宮女御】
[929〜985]平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。本名、徽子(きし)。斎宮を務め、のち、村上天皇の女御。家集に「斎宮女御集」がある。承香殿女御。
せがわ‐きくのじょう【瀬川菊之丞】
歌舞伎俳優。屋号、浜村屋。俳名、路考。 (初世)[1693〜1749]初め京坂、のち江戸でも活躍した女方の名人。初世芳沢あやめとともに女方芸の基礎を築いた。浜村屋路考。 (2世)[1741〜...
はらだ‐たいじ【原田泰治】
[1940〜2022]画家。長野の生まれ。日本各地の山村や水田・伝統的な祭りなどを、穏やかなタッチで描いた。作品集「ふるさとの詩」など。
みなもと‐の‐もろふさ【源師房】
[1008?〜1077]平安中期の公卿。村上天皇の皇子具平(ともひら)親王の子。源の姓を賜り、臣籍に降下。村上源氏の祖。土御門(つちみかど)右大臣と称された。のち太政大臣となったが、即日死去。詩...