いけたに‐しんざぶろう【池谷信三郎】
[1900〜1933]小説家・劇作家。東京の生まれ。ドイツ留学に取材した小説「望郷」で文壇に登場。モダニズムの作風で知られた。他に小説「橋」「有閑夫人」など。
いけだ‐えいせん【池田英泉】
⇒渓斎英泉(けいさいえいせん)
いけだ‐きくなえ【池田菊苗】
[1864〜1936]化学者。京都の生まれ。東大教授。理化学研究所の創立に参画。昆布からうまみ成分のグルタミン酸ナトリウムを抽出し、「味の素」の名で商品化。
いけだ‐ずいせん【池田瑞仙】
[1734〜1816]江戸後期の幕府医師。周防(すおう)岩国の人。和蘭(オランダ)外科を修め、痘瘡(とうそう)の流行に際してその治療で名を挙げた。著「痘科弁要」「痘診戒草」など。
いけだ‐てるまさ【池田輝政】
[1565〜1613]安土桃山時代から江戸初期にかけての武将。初め織田信長に、のち豊臣秀吉に仕えた。関ヶ原の戦いでは徳川家康に従って功をあげ、播磨(はりま)を領して姫路城を築いた。
いけだ‐ますお【池田満寿夫】
[1934〜1997]版画家・小説家。満州の生まれ。瑛九(えいきゅう)の助言で銅版画をはじめ、パリ青年ビエンナーレ展で優秀賞、ベネチアビエンナーレ展で版画大賞など多くの賞を受賞。小説「エーゲ海に...
いけだ‐ようそん【池田遥邨】
[1895〜1988]日本画家。岡山の生まれ。本名、昇一。滋味と飄逸(ひょういつ)味のある画風で知られる。文化勲章受章。
いけにし‐ごんすい【池西言水】
[1650〜1722]江戸中期の俳人。奈良の人。本名は則好。松江重頼(まつえしげより)の門人。自撰句集に「初心もと柏」がある。「木枯(こがらし)の果(はて)はありけり海の音」の句によって、世に「...
いけ‐の‐ぜんに【池禅尼】
平安末期の人。平忠盛(たいらのただもり)の後妻で、清盛(きよもり)の継母。頼盛(よりもり)の実母。六波羅の池殿に住んだ。平治の乱で捕らえられた源頼朝を助命。生没年未詳。池尼(いけのあま)。
いけべ‐さんざん【池辺三山】
[1864〜1912]新聞記者。熊本の生まれ。本名、吉太郎。「東京朝日新聞」主筆として活躍。