あきやま‐しゅん【秋山駿】
[1930〜2013]評論家。東京の生まれ。「内向の世代」を代表する文芸評論家として、人間の内面を凝視する評論で知られる。報知新聞社に在職中の昭和35年(1960)、評論「小林秀雄」で群像新人文...
ウェラー【Thomas Huckle Weller】
[1915〜2008]米国の医学者。ポリオ(急性灰白髄炎)の病原ウイルスの培養に成功し、1954年、エンダーズとロビンズとともにノーベル生理学医学賞受賞。
おおいけ‐ただお【大池唯雄】
[1908〜1970]小説家。宮城の生まれ。本名、小池忠雄。「兜首(かぶとくび)」「秋田口の兄弟」で直木賞受賞。幕末や明治維新などを題材にした歴史小説を書いた。他に「おらんだ楽兵」「炎の時代」など。
おおや‐そういち【大宅壮一】
[1900〜1970]評論家。大阪の生まれ。東大中退。在野精神に支えられた軽妙・辛辣(しんらつ)な社会評論で活躍。「一億総白痴化」など多くの流行語を生む。著「炎は流れる」など。
きし‐ゆうすけ【貴志祐介】
[1959〜 ]小説家。大阪の生まれ。阪神・淡路大震災と多重人格障害をテーマとした「十三番目の人格(ペルソナ) ISOLA」で作家デビュー。「黒い家」で日本ホラー小説大賞受賞。他に「青の炎」「硝...
トリュフォー【François Truffaut】
[1932〜1984]フランスの映画監督。長編第1作「大人は判ってくれない」でヌーベルバーグの代表者の一人となる。多彩な作風で愛のテーマを追求。他に「突然炎のごとく」「恋のエチュード」など。
ながい‐みちこ【永井路子】
[1925〜2023]小説家。東京の生まれ。本名、黒板拡子(くろいたひろこ)。正確な時代考証と鋭い現代的感覚を併せ持つ歴史小説で、多くの読者を得る。「炎環」で直木賞受賞。他に「雲と風と」「北条政...
ハーディング【Warren Gamaliel Harding】
[1865〜1923]米国の政治家。第29代大統領。在任1921〜1923。共和党。ワシントン会議を成功させたが、在職中汚職事件が頻発した。在任中に肺炎により死亡。→クーリッジ
フローリー【Howard Walter Florey】
[1898〜1968]英国の病理学者。オーストラリアの生まれ。ペニシリンの有効性を確認し、その精製と量産化に貢献した。英国首相チャーチルを肺炎から救ったことでも知られる。1945年ノーベル生理学...
フンク【Casimir Funk】
[1884〜1967]米国の生化学者。ポーランドの生まれ。米糠(こめぬか)から脚気(かっけ)や神経炎に有効な成分を抽出、その物質をビタミンと命名した。