かすが‐の‐つぼね【春日局】
[1579〜1643]江戸前期の大奥の女中。徳川3代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光が将軍継嗣になるのに功績があり、大奥を任せられ、権勢を振るった。
歌舞伎。時代物。5幕。明治24...
カスティリオーネ【Giuseppe Castiglione】
[1688〜1766]イタリアのイエズス会宣教師・画家。中国名は郎世寧(ろうせいねい)。1715年、清(しん)国北京に行き、雍世(ようせい)帝・乾隆(けんりゅう)帝に仕え、西洋の画法を伝えた。絵...
かたおか‐にざえもん【片岡仁左衛門】
歌舞伎俳優。延宝期(1673〜1681)の若女方豊島春之丞の弟、片岡仁左衛門に始まる上方で最も古い家系。7世以後の家号は松島屋。 (7世)[1755〜1837]京都の人。敵役(かたきやく)で名...
かとう‐ばんさい【加藤盤斎】
[1621〜1674]江戸前期の国学者・俳人。摂津(播磨とも)の人。別号、等空。細川幽斎・松永貞徳に師事し、古典の注釈に力を注いだ。著「新古今増抄」「徒然草抄」「伊勢物語新抄」など。
かねうり‐きちじ【金売吉次】
源平時代、陸奥(むつ)国の黄金を京で売り、長者になったという伝説的な人物。源義経を陸奥国の藤原秀衡(ふじわらのひでひら)のもとへ案内したという。
かねこ‐もとおみ【金子元臣】
[1869〜1944]国文学者・歌人。静岡の生まれ。国学院大学教授。御歌所寄人(よりゅうど)。短歌誌「あけぼの」を主宰。著「古今和歌集評釈」「枕草子評釈」「定本源氏物語新解」など。
かねなが【包永】
鎌倉中期の刀工。大和の人。天蓋(てがい)平三郎と称した。手掻(てがい)派の始祖。→手掻物
かめい‐かついちろう【亀井勝一郎】
[1907〜1966]評論家。北海道の生まれ。初め、プロレタリア文学の理論家として活躍、のち、転向して日本浪曼派に属し、仏教思想・日本古典に傾倒、文明批評で活躍した。著「大和古寺風物誌」「わが精...
からごろも‐きっしゅう【唐衣橘洲】
[1744〜1802]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、小島源之助。号、酔竹庵。田安家の臣。四方赤良(よものあから)(大田南畝(おおたなんぽ))・朱楽菅江(あけらかんこう)と並んで、天明狂歌壇の...
ガリレイ【Galileo Galilei】
[1564〜1642]イタリアの物理学者・天文学者。振り子の等時性、落体の法則などを発見。自作の望遠鏡で天体を観測し、月の凹凸、木星の4個の衛星、太陽黒点などを発見してコペルニクスの地動説を支持...