ごしゃ‐ひでお【五社英雄】
[1929〜1992]映画監督。東京の生まれ。本名、英雄(えいゆう)。テレビドラマ「三匹の侍」でディレクターとしての手腕が認められ、同作品を映画化、監督をつとめる。テレビ・映画ともに多くの時代劇...
ごしょ‐へいのすけ【五所平之助】
[1902〜1981]映画監督。東京の生まれ。昭和6年(1931)日本最初の本格的トーキー作品「マダムと女房」を製作。また、文芸映画に優れた手腕をみせた。代表作「伊豆の踊子」「煙突の見える場所」など。
ごせだ‐よしまつ【五姓田義松】
[1855〜1915]洋画家。江戸の生まれ。初世五姓田芳柳の次男。横浜でワーグマンに学び、渡仏してボナに師事、パリのサロンに日本人として初入選する。帰国後、明治美術会の創立に参加。代表作に「操芝...
ごとう‐きいち【後藤紀一】
[1915〜1990]小説家・日本画家。山形の生まれ。京都で友禅の図案を学び、山形に工房を開く。日本画で日展入選。「少年の橋」で芥川賞受賞。他に「村の陽だまり」など。
ごとう‐けいた【五島慶太】
[1882〜1959]実業家。長野の生まれ。旧姓、小林。農商務省、鉄道院を経て東京近郊の私鉄の経営に転じ、東京急行電鉄を設立。東急グループを創始した。東条内閣では運輸通信大臣。
ごとう‐しんぺい【後藤新平】
[1857〜1929]政治家。岩手の生まれ。満鉄初代総裁となり、植民地経営に活躍。逓信・内務・外務各大臣、東京市長などを歴任。また、関東大震災直後の東京の復興と、日ソ国交回復に尽力した。
ごとう‐せいたろう【五島清太郎】
[1867〜1935]動物学者。山口の生まれ。東京帝大教授。クラゲ・ヒトデや寄生虫の研究で知られる。日本の寄生虫学の創始者の一人。大正2年(1913)学士院賞受賞。著「外部寄生性吸虫類の研究」「...
ごとう‐ちゅうがい【後藤宙外】
[1867〜1938]小説家・評論家。秋田の生まれ。本名、寅之助。「新小説」を編集し、反自然主義の立場に立つ。小説「ありのすさび」「闇のうつつ」、回想録「明治文壇回顧録」など。
ごとう‐めいせい【後藤明生】
[1932〜1999]小説家。朝鮮の生まれ。本名、明正(あきまさ)。出版社勤務のかたわら作品を発表。「内向の世代」の作家の一人。「首塚の上のアドバルーン」で芸術選奨受賞。他に「夢かたり」「吉野大...
ごみかわ‐じゅんぺい【五味川純平】
[1916〜1995]小説家。中国大連の生まれ。本名、栗田茂。自らの戦争体験にもとづいた長編小説「人間の条件」がベストセラーとなる。その後も戦争をテーマにした小説や評論を数多く残した。作「戦争と...